8.2.7 DeleteGV (グローバル変数を削除する)
- 機能
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グローバル変数を削除します。
他のコンピュータ上のグローバル変数も削除できます。
- 形式
DeleteGV ( GlobalName 〔, CompName〕 )
- 指定項目
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- GlobalName
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削除するグローバル変数を文字列,または値を格納した変数名で指定します。
また,この値には次の値を指定できます。
値
意味
AllGV
すべてのグローバル変数を削除します。ただし,グローバル変数ファイル(SPTGV.SPG)は残ります。
- CompName
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削除するグローバル変数が存在するコンピュータのコンピュータ名を文字列,または値を格納した変数名で指定します。
この値は省略できます。省略した場合,このコマンドを実行するコンピュータのコンピュータ名を仮定します。
なお,指定する他のコンピュータはJP1/Scriptがインストールされ,JP1/Scriptサービスが開始されていなければなりません。また,アクセスするためのアカウントについては「2.2 他のコンピュータとの通信時のアカウント」を参照してください。
- 説明
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指定されたグローバル変数を削除します。コマンドが正常に実行された場合は真(True)を,エラーが発生した場合は偽(False)を,コマンドの実行結果として返します。
指定されたグローバル変数が存在しない場合は,何もしないで常に真(True)を返します。
CompNameに他のコンピュータを指定し,「グローバル変数(GlobalName)」にn個のダブルクォーテーション(")を文字としてそのまま含めるには,(n*4)個のダブルクォーテーション(")を指定しなければなりません。ただし,次のレジストリの値に1を設定した場合は,(n*2)個のダブルクォーテーション(")を指定してください。
- 〔レジストリキー〕
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HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Hitachi\JP1/Script\SPTX
- 〔値名〕
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ParseDQ
- 〔値のデータタイプ〕
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REG_DWORD
- 〔値〕
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0:パラメタ文字列にn個のダブルクォーテーション(")を含む場合,(n*2)個のダブルクォーテーション(")の指定が無効となる(初期値)
1:パラメタ文字列にn個のダブルクォーテーション(")を含む場合,(n*2)個のダブルクォーテーション(")の指定が有効となる
なお,〔値〕に1と2(SeparateStrCount,SeparateStrコマンドを参照)の両方を指定する場合は3を指定してください。
- 〔設定が有効になるタイミング〕
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スクリプトファイルの次回実行時
- 補足
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CompNameに他のコンピュータを指定する場合,LAN環境下での動作だけを保証しています。ファイアウォールには対応していません。
- 例
'自コンピュータ上のグローバル変数をすべて削除する。 DeleteGV ( AllGV ) 'コンピュータ"SOP4A065(SCRIPT)"上のグローバル変数"prm01"を削除する。 SetGV ( "prm01" ,10 ,"SOP4A065 ( SCRIPT ) " ) Exec ( _SCF_+"ABC.SPT" ,True ) DeleteGV ( "prm01" ,"SOP4A065 ( SCRIPT ) " )
- 対象バージョン
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JP1/Script 06-00以降