6.1.12 JP1/Scriptの終了コード
スクリプト実行の終了コードには,基本的にExitコマンド,またはExitWindowsコマンドで指定された値が返されます。これらのコマンド,またはこれらのコマンドの引数を省略した場合,終了コードには「0」が返されます。ただし,スクリプト実行がエラーになった場合,JP1/Scriptの終了コードが返されることもあります。
終了コードとしてレジストリに設定されている値を,表6-5に示します。なお,設定されているレジストリは次のとおりです。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Hitachi\JP1/Script\SPTX\ExitCode
値名 |
デフォルト値 |
意味 |
---|---|---|
16 |
指定されたスクリプトファイルは既に起動されています。 |
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17 |
JP1/Scriptのプロセスを強制終了しました。 |
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18 |
打ち切り時間を経過したためJP1/Scriptのプロセスを終了しました。 |
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19 |
文法エラーが発生しました。 |
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20 |
JP1/Scriptのプロセスを中断する実行エラーが発生しました。(メモリ不足,未定義の変数を参照しているエラー,プロシージャが見つからないエラー,ステートメントで発生するエラーなど) |
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99 |
JP1/Scriptのプロセス開始前にエラーが発生しました。(指定されたスクリプトファイルが見つからないエラーなど) |
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21〜32 |
将来の予備 |
- 注意事項
-
ExitコマンドやExitWindowsコマンドで終了コードを指定する場合は,JP1/Scriptの終了コードを重複しないように注意してください。
例えば,ExitコマンドやExitWindowsコマンドの終了コードに,「19」(表6-5のレジストリの値名「GrammarError」のデフォルト値)を指定した場合,スクリプトの実行が正常終了しても,イベントログに「スクリプトの実行を終了しました。文法エラーがありました。(スクリプトファイル名)」が出力されます。