8.2.1 ジョブ制御機能で採取する資料
ジョブ制御機能を使用している場合にトラブルが発生したときは,次の資料を採取します。
- 〈この項の構成〉
(1) Windowsの場合
保守情報として次の資料を採取します。
(a) OSのログ情報
採取する情報の種類 |
採取資料 |
---|---|
Windowsイベントログ |
トラブルが発生した時間帯についての,Windowsが採取しているアプリケーションログおよびシステムログ(Windowsの「イベントビューア」ウィンドウの,「システムログ」および「アプリケーションログ」の内容) |
システム情報 |
Windowsが管理しているシステム情報(Windowsの[アクセサリ]−[システムツール]−[システム情報]の内容) |
ダンプ情報(ワトソンログファイル) |
(R/3システム用のカスタムジョブ,またはJP1/AJS3 for EAPが提供するコマンドの実行でアプリケーションエラーが発生した場合) 以下のログファイル(*.log)とダンプファイル(*.dump)
|
(b) JP1/AJS3 for EAP(ジョブ制御)で採取する情報
採取する情報の種類 |
採取資料 |
---|---|
トレース情報 |
以下のファイル
|
標準エラー出力情報 |
(JP1/AJS3 for EAPが提供するコマンドが異常終了した場合) 標準エラー出力に出力されるエラーメッセージテキスト
|
形名・バージョン・パッチ情報 |
以下のversion,およびpatchlog.txtおよびVersion.txtファイル インストール先フォルダ\system\version インストール先フォルダ\system\patchlog.txt インストール先フォルダ\Version.txt |
環境設定ファイル |
以下のconfファイル インストール先フォルダ\conf\conf |
RFCトレースファイル |
(R/3システム用のカスタムジョブの実行中,またはJP1/AJS3 for EAPのコマンドの実行中にエラーが発生した場合) JP1/AJS3 for EAPの作業ディレクトリに作成されるR/3システムとの通信トレース情報を記録したファイル(dev_rfc.trcという名称のファイル) |
RFCライブラリ状態管理ファイル |
以下のjr3chrfcファイル インストール先フォルダ\system\jr3chrfc |
製品情報登録ファイル |
以下のjp1amr3.datファイル システムドライブ\Program Files (x86)\Hitachi\jp1common\jp1amr3\jp1amr3.dat |
製品情報 |
以下のProductInfo.txtファイル インストール先フォルダ\ProductInfo.txt |
(c) R/3システムで採取する情報
採取する情報の種類 |
採取資料 |
---|---|
システムログ |
SAPフロントエンドソフトウェアでトランザクションSM21を使用して,下記の選択条件で採取した資料
システムログの詳細については,R/3のマニュアルおよびオンラインヘルプを参照してください。 |
XMIログ |
SAPフロントエンドソフトウェアでトランザクションRZ15を使用して,下記の選択条件で採取した資料
(凡例) * :アスタリスク XMIログの詳細については,R/3のマニュアルおよびオンラインヘルプを参照してください。 |
リリース・パッチ情報 |
|
開発者トレース |
(R/3システム用のカスタムジョブ,またはJP1/AJS3 for EAPが提供するコマンドの実行でエラーが発生した場合) R/3システム上の開発者トレース(SAPフロントエンドソフトウェアでトランザクションST11を使用して採取する,dev_w*,dev_rfc*,およびdev_rdファイル) |
(d) オペレーション内容
トラブル発生時のオペレーションの内容について,以下の情報を確認してください。
-
オペレーションの内容の詳細
-
トラブルの発生時刻
-
トラブルが発生したジョブ(JP1/AJS上でのジョブネット名とジョブ名)
-
マシン構成(各OSのバージョン,ホスト名,JP1/AJSとR/3システムの構成など)
-
再現性の有無,発生頻度
(2) Linuxの場合
保守情報として次の資料を採取します。
(a) OSのログ情報
採取する情報の種類 |
採取資料 |
---|---|
syslogファイル |
/var/log/messages* |
バージョン情報 |
uname -aコマンドの実行結果 |
インストール済み日立製品の情報 |
/etc/.hitachi/pplistd/pplistdファイル |
(b) JP1/AJS3 for EAP(ジョブ制御)で採取する情報
採取する情報の種類 |
採取資料 |
---|---|
トレース情報 |
以下のファイル
これらのファイルに追加して,以下のファイルを採取します。 /var/opt/jp1_am_r3/log下にあるファイル |
標準エラー出力情報 |
(JP1/AJS3 for EAPが提供するコマンドが異常終了した場合) 標準エラー出力に出力されるエラーメッセージテキスト |
形名・バージョン・パッチ情報 |
以下の.versionおよび.patch_histファイル /etc/opt/jp1_am_r3/.version /etc/opt/jp1_am_r3/.patch_hist |
環境設定ファイル |
以下のconfファイル /etc/opt/jp1_am_r3/conf/conf |
RFCトレースファイル |
(R/3システム用のカスタムジョブの実行中,またはJP1/AJS3 for EAPのコマンドの実行中にエラーが発生した場合) JP1/AJS3 for EAPの作業ディレクトリに作成されるR/3システムとの通信トレース情報を記録したファイル(dev_rfcという名称のファイル) |
RFCライブラリ状態管理ファイル |
以下の.jr3chrfcファイル /etc/opt/jp1_am_r3/.jr3chrfc |
インストールログ |
以下のファイル /etc/.hitachi/.hitachi.log[01|02|03|04|05] /etc/.hitachi/.install.log[01|02|03|04|05] /etc/.hitachi/.uninstall.log[01|02|03|04|05] /etc/.hitachi/.hliclog下にあるファイル |
製品情報登録ファイル |
以下のファイル /etc/opt/.hlic/116C.dat |
製品情報 |
以下のProductInfo.txtファイル /etc/opt/jp1_am_r3/ProductInfo.txt |
(c) R/3システムで採取する情報
採取する情報の種類 |
採取資料 |
---|---|
システムログ |
SAPフロントエンドソフトウェアでトランザクションSM21を使用して,下記の選択条件で採取した資料
システムログの詳細については,R/3のマニュアルおよびオンラインヘルプを参照してください。 |
XMIログ |
SAPフロントエンドソフトウェアでトランザクションRZ15を使用して,下記の選択条件で採取した資料
(凡例) * :アスタリスク XMIログの詳細については,R/3のマニュアルおよびオンラインヘルプを参照してください。 |
リリース・パッチ情報 |
|
開発者トレース |
(R/3システム用のカスタムジョブ,またはJP1/AJS3 for EAPが提供するコマンドの実行でエラーが発生した場合) R/3システム上の開発者トレース(SAPフロントエンドソフトウェアでトランザクションST11を使用して採取する,dev_w*,dev_rfc*,およびdev_rdファイル) |
(d) オペレーション内容
トラブル発生時のオペレーションの内容について,以下の情報を確認してください。
-
オペレーションの内容の詳細
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トラブルの発生時刻
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トラブルが発生したジョブ(JP1/AJS上でのジョブネット名とジョブ名)
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マシン構成(各OSのバージョン,ホスト名,JP1/AJSとR/3システムの構成など)
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再現性の有無,発生頻度