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JP1 Version 11 JP1/Automatic Job Management System 3 - Definition Assistant


4.2 定義情報のインポート

マネージャーホストに定義されているユニットの情報を取り出し,JP1/AJS3 - Definition Assistantの定義情報管理テンプレートに取り込むための手順を説明します。

  1. Windowsのスタートメニューから,[すべてのプログラム]−[JP1_Automatic Job Management System 3 - Definition Assistant]−[定義情報のインポート]を選択する。※1

    定義情報管理テンプレートのマスターファイルが開きます。

    インポートは,定義情報管理テンプレートのマスターファイル※2,およびマスターファイルを別名でコピーしたファイルから実行できます。実行結果ファイルからは,インポートを実行できません。

    注※1

    定義情報管理テンプレートは,マスターファイルを直接ダブルクリックして開くこともできます。また,JP1/AJS3 - Viewからも開けます。

    注※2

    ・32ビット版のJP1/AJS3 - Definition Assistantの場合

     JP1/AJS3 - Definition Assistantのインストール先フォルダ\bin\AJS2DAMASTER.XLS

    ・64ビット版のJP1/AJS3 - Definition Assistantの場合

     JP1/AJS3 - Definition Assistantのインストール先フォルダ\bin\AJS2DAMASTER.XLSM

  2. [IMPORT]ボタンをクリックする。

    [ユニット定義のインポート]ダイアログボックスが表示されます。環境設定ファイルに,JP1ユーザー名,接続するマネージャーホスト名,スケジューラーサービス名,文字コード種別,およびインポートするユニット名が設定されている場合は,その設定内容がデフォルトで表示されます。

    なお,[IMPORT]ボタンのクリック後にマシン環境のチェックを行うため,ご使用のマシンスペックによっては,[ユニット定義のインポート]ダイアログボックスが表示されるまで時間がかかる場合があります。

    図4‒2 [ユニット定義のインポート]ダイアログボックス(ユーザー認証機能を使用しない場合)

    [図データ]

    図4‒3 [ユニット定義のインポート]ダイアログボックス(ユーザー認証機能を使用する場合)

    [図データ]

  3. インポート対象についての情報を入力する。

    入力する項目を次に示します。

    • [ユーザー名](ユーザー認証機能を使用する場合だけ)

      インポートで使用するJP1ユーザー名を指定します。

    • [パスワード](ユーザー認証機能を使用する場合だけ)

      インポートで使用するJP1ユーザーのパスワードを指定します。

    • [ホスト名]

      インポート対象のマネージャーホスト名を指定します。

    • [サービス名]

      インポート対象のスケジューラーサービス名を指定します。

    • [文字コード種別]

      「AUTO」を指定します。

      「AUTO」以外を指定する場合は,必ず接続先のJP1/AJS3 - Managerの環境設定パラメーター「AJSCHARCODE」に設定されている値を指定します。

    • [ユニット名]

      [ユニット名]には,ユニットの完全名を入力します。最下層のユニット名には,ワイルドカード(「*」や「?」)を使えます。上位ユニット完全名にはワイルドカード(「*」や「?」)は使用できません。[ユニット名]の入力例を次に示します。

    /

    ルートジョブグループ以下の全ユニットの定義情報をインポートします。

    /GROUP

    /GROUP以下の全ユニットの定義情報をインポートします。

    /GROUP/NET/*

    /GROUP/NETの下位ユニットすべての定義情報をインポートします。

    /GROUP/NET/A*

    /GROUP/NETの下位ユニットで,ユニット名が「A」で始まるユニットの定義情報をインポートします。

    [ユニット定義のインポート]ダイアログボックスの入力項目は,省略できません。

  4. [OK]ボタンをクリックする。

    インポートの処理を開始します。

  5. インポート結果を確認する。

    インポートが正常終了すると,KAVZ0302-Iのメッセージダイアログボックスが表示されます。[OK]ボタンをクリックして,実行結果を確認してください。実行結果は実行結果ファイルに出力されます。実行結果ファイルのファイル名,出力フォルダなどについては,「付録A.2 インポート,またはエクスポート実行時に作成されるファイル」を参照してください。また,定義情報管理テンプレート上にメッセージが出力された場合は,入力・表示用フィールドのタイトルの上にメッセージ情報が出力されます。表示されているメッセージIDを基に対処してください。

なお,事前に環境設定パラメーターを指定しておくことで,テンプレートを開いたときにインポートを自動的に実行できます。環境設定パラメーターの詳細については,「3.2 環境設定パラメーター」を参照してください。