KAVS8116-E
Status monitoring will stop, because the start of the flexible job could not be confirmed. (ユニット完全名 : 実行ID , 保守情報)
フレキシブルジョブの開始が確認できなかったため,実行状態監視を終了します (ユニット完全名 : 実行ID , 保守情報)
環境設定パラメーターFXJOB_START_TIMEOUTで設定された時間内に,フレキシブルジョブの宛先エージェント上でジョブが開始したことを確認できませんでした。
次の原因が考えられます。
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宛先エージェントの負荷が高く,宛先エージェント上でフレキシブルジョブの開始が遅延している。
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次のような原因で宛先エージェントからマネージャーに対するフレキシブルジョブの開始通知に失敗している。
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フレキシブルジョブ実行要求元のホスト名のIPアドレスを宛先エージェントで解決できない
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宛先エージェントのJP1/AJS3 Autonomous Agentサービスが停止した
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宛先エージェントまたは中継エージェントのJP1/AJS3 Autonomous Agent Messengerサービスが停止した
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ネットワーク障害
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ルーティングエラー
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オートスケール機能によって,フレキシブルジョブ実行中の宛先エージェントが停止した
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通信処理でリソース不足などのエラーが発生した
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JP1/AJS3 - Managerまたは中継エージェントのJP1/AJS3 - Agentのバージョンが11-10以降で,一斉配信エージェントではない宛先に対して一斉実行した。
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JP1/AJS3 - Managerまたは中継エージェントのJP1/AJS3 - Agentのバージョンが11-10以降で,一斉実行機能を使用している場合に,一斉配信エージェントから,一斉配信先の宛先エージェントとしてセットアップされていないホストに対してジョブを配信している。
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一斉配信先の宛先エージェントをアンセットアップしたあと,ajsatsetupコマンドの-a -pオプション以外のオプションでセットアップした場合に,環境設定パラメーターFXBC_MANAGEDAGT_REMOVEDTIMEに設定されている時間が経過する前に一斉実行した。
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一斉実行しない定義の場合に,フレキシブルジョブの実行先ホストが宛先エージェントとしてセットアップされていない。
- (S)
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フレキシブルジョブの実行状態の監視を終了し,状態を「異常検出終了」にします。
- (O)
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各要因に対して,次に示す対処を行ってください。
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監視終了後も,宛先エージェントではフレキシブルジョブが実行されています。宛先エージェントのログや実行結果ファイルからジョブの実行状況を確認し,必要に応じてジョブ状態変更を行ってください。
また,環境設定パラメーターFXJOB_START_TIMEOUTの設定値を見直してください。
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原因を調査したあと,必要に応じてフレキシブルジョブを再実行してください。また,オートスケール機能を利用している場合は,ジョブ実行中にスケールインが発生しないように,スケールインの設定を見直してください。
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詳細定義の[宛先/一斉配信エージェント]に指定した宛先のJP1/AJS3 - ManagerまたはJP1/AJS3 - Agentのバージョンに従って,次の対処を行ってください。
バージョン11-00以前の場合:
バージョン11-10以降にバージョンアップしてください。
バージョン11-10以降の場合:
[宛先/一斉配信エージェント]に指定した宛先が一斉配信エージェントとしてセットアップされているかどうかを,ajsfxbcstatusコマンドで確認してください。セットアップされていないときは,ajsatsetupコマンドに-gオプションを指定して実行してください。
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問題が発生しているホストのJP1/AJS3 - ManagerまたはJP1/AJS3 - Agentのバージョンに従って,次の対処を行ってください。
バージョン11-00以前の場合:
バージョン11-10以降にバージョンアップしてください。
バージョン11-10以降の場合:
問題が発生しているホストが一斉配信先の宛先エージェントとしてセットアップされているかどうかを,ajsfxbcstatusコマンドで確認してください。セットアップされていないときは,ajsatsetupコマンドに-a -pオプションを指定して実行してください。
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環境設定パラメーターFXBC_MANAGEDAGT_REMOVEDTIMEに設定されている時間が経過したあとに,一斉実行してください。
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フレキシブルジョブの実行先ホスト上で,ajsatsetupコマンドに-aオプションを指定して実行してください。
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