2.5.1 メールフィルターアプリケーションの仕様
メールフィルターアプリケーションの仕様について説明します。
(1) メールフィルターアプリケーションで使うファイル
メールフィルターアプリケーションで使うファイルを,次の表に示します。
メールフィルターアプリケーションの名称には,表の項番1に示すファイル名を使ってください。また,メールフィルターアプリケーションの入力ファイルには表の項番2に示す名称を,変換後のメールの出力ファイルには項番3に示す名称を使用してください。
論理ホストを使用している場合,ファイル名は次のようになります。
- (例)論理ホスト名が「HOSTNAME1」の場合
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メールフィルターアプリケーション名:/opt/jp1ajs2/usrtools/converterHOSTNAME1
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入力ファイル名:/opt/jp1ajs2/usrtools/converterinHOSTNAME1
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出力ファイル名:/opt/jp1ajs2/usrtools/converteroutHOSTNAME1
注 「/opt/jp1ajs2/usrtools/converter」と論理ホスト名の間,「/opt/jp1ajs2/usrtools/converterin」と論理ホスト名の間,および「/opt/jp1ajs2/usrtools/converterout」と論理ホスト名の間には,空白文字は入れません。
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(2) メールフィルターアプリケーションに設定する戻り値
メールフィルターアプリケーションでの変換の終了時,メールフィルターアプリケーションからJP1/AJS3に戻り値を渡すように設定してください。
JP1/AJS3は渡された戻り値によって異なる処理をします。メールフィルターアプリケーションに設定する戻り値と,それに対応するJP1/AJS3の処理を,次の表に示します。
戻り値 |
意味 |
JP1/AJS3の処理 |
---|---|---|
0 |
正常終了 |
メールフィルターアプリケーションの出力ファイルに格納されたメールを取り出し,監視条件で判定する。 また,メールフィルターアプリケーションで次のメールを変換する。 |
0以外 |
異常終了 |
メッセージを出力し,メールシステム連携機能を休止状態にする。 また,変換が異常終了したメールを障害用メールファイルに保存する。 次のメールは,JP1/AJS3が再起動されてから変換する。 |
メールフィルターアプリケーションから戻り値を渡す方法は,メールフィルターアプリケーションを作成した言語によって異なります。それぞれ,次に示す方法で設定してください。
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シェル言語の場合:exitコマンド
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C言語の場合:exit()システムコール