付録C.1 AJS管理者で運用する場合の,コマンドの実行権限
JP1/AJS3をAJS管理者で運用する場合,AJS管理者は,コマンドの実行にスーパーユーザー権限が必要なコマンドを実行できます。ただし,次に示すコマンドについては,コマンドの機能が制限されます。
項番 |
コマンド |
制限される機能 |
---|---|---|
1 |
ajs2collectcore(UNIX限定) |
コアダンプファイルから情報を採取するには,コアダンプファイルのOS参照権限が必要です。OS参照権限がないと,このコマンドは実行できません。 AJS管理者がOS参照権限を持っている場合,このコマンドは実行できます。 |
2 |
ajsatsetup |
AJS管理者では,このコマンドを実行しても,ポート番号を登録できません。コマンドの実行後,スーパーユーザー権限を持つユーザーでポート番号を登録し直してください。 |
3 |
ajsbkudel |
退避ファイルおよびディレクトリを削除するには,退避ファイルおよびディレクトリに対するOS実行権限が必要です。OS実行権限がないと,このコマンドは実行できません。 AJS管理者がOS実行権限を持っている場合,このコマンドは実行できます。 |
4 |
ajschksetup |
AJS管理者では,このコマンドを実行しても,ポート番号を登録できません。コマンドの実行後,スーパーユーザー権限を持つユーザーでポート番号を登録し直してください。 |
5 |
ajsovsetup |
AJS管理者では,このコマンドを実行してもCm2連携機能をセットアップできません。スーパーユーザー権限を持つユーザーで実行してください。 |
6 |
ajsovremove |
AJS管理者では,このコマンドを実行してもCm2連携機能をアンセットアップできません。スーパーユーザー権限を持つユーザーで実行してください。 |
7 |
ajsqlsetup |
AJS管理者では,このコマンドを実行しても,ポート番号を登録できません。コマンドの実行後,スーパーユーザー権限を持つユーザーでポート番号を登録し直してください。 |
8 |
ajswebsetup |
Web Consoleサーバのセットアップには,スーパーユーザー権限が必要です。AJS管理者では実行できません。 |
9 |
jajs_killall.cluster(UNIX限定) |
起動中のJP1/AJS3プロセスを強制終了するには,スーパーユーザー権限が必要です。AJS管理者では実行できません。 |