ajstrsetsz
形式
ajstrsetsz [-F スケジューラーサービス名] [-s サイズ]
機能
トレースログファイルまたはスケジューラーサービス単位のトレースログファイルのサイズを変更・確認します。
引数を指定しないで実行した場合は,現在設定されているトレースログファイルのサイズを標準出力ファイルに出力します。
実行権限
Windowsの場合:Administrators権限
UNIXの場合:スーパーユーザー権限
引数
-F スケジューラーサービス名
処理対象とするスケジューラーサービスのサービス名を指定します。
指定できる文字数は,1〜30(単位:バイト)です。
このオプションは,環境設定パラメーターTRACELOGDIVの値が「yes」の場合だけ指定できます。
このオプションを指定した場合は,指定したスケジューラーサービスのトレースログファイルが処理対象となります。スケジューラーサービス単位のトレースログファイルは,環境設定パラメーターTRACELOGDIVDIRに指定したフォルダに出力されます。
このオプションを省略した場合は,環境設定パラメーターTRACELOGFILEに指定したパスのトレースログファイルが処理対象となります。
-s サイズ
トレースログファイルのサイズを指定します。
指定できる値は,64〜2,097,151(単位:キロバイト)です。
このオプションを省略した場合は,トレースログファイルまたはスケジューラーサービス単位のトレースログファイルのサイズが標準出力ファイルに出力されます。
注意事項
-
このコマンドでトレースログファイルのサイズを小さくした場合,サイズ変更前のトレースログファイルの内容は削除されます。
-
オプションと値との間は,必ず1バイト以上の空白文字で区切ってください。
-
クラスタ運用の場合,実行系と待機系のそれぞれでこのコマンドを実行して,トレースログファイルのサイズを同じにしてください。
戻り値
0 |
正常終了。 |
4〜124で4の倍数値 |
異常終了。 |
使用例1
トレースログファイルのサイズを,デフォルトサイズから,3メガバイト(3,072キロバイト)に変更します。
ajstrsetsz -s 3072
使用例2
多重起動しているスケジューラーサービスのうち,AJSROOT2のトレースログファイルのサイズをデフォルトサイズから3メガバイト(3,072キロバイト)に拡張します。
ajstrsetsz -F AJSROOT2 -s 3072
使用例3
現在設定されているトレースログファイルのサイズを,標準出力ファイルに出力します。
ajstrsetsz
- 出力例
SIZE:64KB
使用例4
多重起動しているスケジューラーサービスのうち,AJSROOT2のトレースログファイルのサイズを標準出力ファイルに出力します。
ajstrsetsz -F AJSROOT2
- 出力例
SIZE:3072KB