ajssetup
形式
ajssetup [-F サービス名] [-t|[-m]] [-mh 論理ホスト名]
機能
- データベースが標準構成の場合
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サスペンド機能をセットアップします。
- データベースが互換用ISAM構成の場合
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スケジューラーサービスが使用するISAMデータベースをセットアップします。
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サスペンド機能をセットアップします。
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実行権限
Windowsの場合:Administrators権限
UNIXの場合:スーパーユーザー権限
引数
-F サービス名
処理対象とする,スケジューラーサービスのサービス名を指定します。
指定できる文字数は,1〜30(単位:バイト)です。
省略した場合,デフォルトスケジューラーサービス名が仮定されます。
-t
データベースが互換用ISAM構成の場合,スケジューラーサービスが使用するISAMデータベースをセットアップします。
-m
サスペンド機能を有効にします。
ジョブネットの実行登録中に定義を変更する場合は,必ず指定してください。インストール直後は,サスペンド機能は無効になっています。
サスペンド機能のセットアップ時には,スケジューラーサービスが使用するデータベースはセットアップされません。互換用ISAM構成の場合,サスペンド機能をセットアップする前に,スケジューラーサービスが使用するデータベースをセットアップしておいてください。
-mh 論理ホスト名
環境変数JP1_HOSTNAMEの代わりに論理ホスト名を指定できます。このオプションを指定すると,環境変数JP1_HOSTNAMEの値よりこのオプション値の方が優先されます。
オプション値に,JP1_DEFAULTと指定することで,明示的に物理ホストを指定することもできます。物理ホストのマシン名をオプション値に指定しても,物理ホストの設定はできません。
注意事項
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-mオプションを指定してサスペンド機能を有効にする場合,JP1/AJS3サービスおよびスケジューラーサービスの停止は不要です。また,設定は即時有効となります。ただし,JP1/AJS3 - Viewからの操作は,サスペンド機能を有効にしたあとのログインからできます。
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-tオプションを指定してスケジューラーサービスが使用するデータベースをセットアップする場合,コマンドを実行する前に,次のことを実施してください。
Windowsの場合は,JP1/AJS3サービスを停止してください。
UNIXの場合は,JP1/AJS3サービスを停止し,ajsshmdelコマンドを実行してください。
-
このコマンドは,同時に複数実行できません。一つずつ実行されるように指定してください。
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-tオプションを指定してコマンドを実行した際にエラーになった場合は,まず,トラブルを解決し,コマンド実行によって作成されたテーブルをすべて削除してください。その後,コマンドを再実行し,テーブルを作成してください。
同様に,-tオプションを指定してテーブルを作成したあと,テーブルを再作成したい場合も,作成済みのテーブルをすべて削除したあと,実施してください。
戻り値
0 |
正常終了。 |
4〜124で4の倍数値 |
異常終了。 |
使用例
スケジューラーサービス(service1)が使用するテーブルを作成します。
ajssetup -F service1