5.1 ジョブネット定義の流れ
この節では,JP1/AJS3 - Viewを使ってジョブネットを定義するために必要な作業の流れを説明します。ジョブネット定義の基本的な流れを次に示します。
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ジョブグループを定義する。
[JP1/AJS3 - View]ウィンドウ(メイン画面)で,ジョブグループを定義します。
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ジョブネットを定義する。
[JP1/AJS3 - View]ウィンドウ(メイン画面)で,手順1で定義したジョブグループに,ジョブネットを定義します。
この段階では,まだ完全なジョブネットではありません。ジョブネットを完成させるためには,ジョブネットにジョブを定義し,必要に応じてジョブ同士を関連づけます。
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ジョブを定義する。
[ジョブネットエディタ]ウィンドウで,ジョブネットにジョブを定義します。具体的には,アイコンリストからジョブのアイコンをドラッグし,マップエリアにドロップします。
そのあと,ジョブに属性(ユニット名や実行エージェントなど)を定義します。
また,必要に応じてジョブネットコネクタを定義します。
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必要に応じて,ジョブやジョブネットを関連づける。
[ジョブネットエディタ]ウィンドウのマップエリアに定義したジョブやジョブネットのアイコン同士を矢印で結んで関連づけることで,ジョブの実行順序を定義します。なお,アイコンは,コピー,移動,および削除できます。
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必要に応じて,定義したジョブやジョブネットに待ち合わせ条件を設定する。
手順4の方法で関連づけられないジョブやジョブネット同士の実行順序を制御するために,ジョブやジョブネットに待ち合わせ条件を設定します。
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必要に応じて,先行/後続のジョブやジョブネットの関連を確認する。
特定のジョブやジョブネットと,先行/後続のジョブやジョブネットの関連について確認します。
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必要に応じて,ジョブネットに起動条件を設定する。
ジョブネットを起動させる条件を定義します。ただし,起動条件を定義できるジョブネットは,最上位のジョブネットであるルートジョブネットだけです。
なお,ジョブネット定義の機能については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 導入ガイド 3. 自動化する業務の定義」を参照してください。