6.3.2 JP1/AJS3のプロセスが起動,停止,または異常終了したときにJP1イベントを発行する
JP1/AJS3は,プロセスが起動,停止,または異常終了した場合に,メッセージを統合トレースログに出力しています。
JP1/AJS3 - ManagerおよびJP1/AJS3 - Agentでは,これらのメッセージをJP1イベントとしても発行できます。発行されるJP1イベントの詳細については,「付録A JP1/AJS3が発行するJP1イベント」を参照してください。
設定をすることで,次の場合にJP1イベントを発行します。
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JP1/AJS3が起動または停止した場合
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JP1/AJS3の管理対象プロセスが起動または停止した場合
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プロセスが異常終了した場合
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起動時に起動通知がなく,タイムアウトした場合
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異常終了したプロセスの再起動が完了した場合※
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起動前処理に失敗した場合
注※ プロセスの再起動の設定をした場合に発行されます。
JP1イベントを発行させる設定は,それぞれjp1ajs_param.confに定義します。デフォルトでは,JP1イベントは発行されません。
JP1イベントを発行させる手順を次に示します。
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jp1ajs_param.confを編集する。
jp1ajs_param.confの格納先は次のとおりです。
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Windows:JP1/AJS3のインストール先フォルダ\conf\jp1ajs_param.conf
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UNIX:/etc/opt/jp1ajs2/conf/jp1ajs_param.conf
jp1ajs_param.confの定義方法については,「6.3.3 jp1ajs_param.confファイルの形式」を参照してください。
また,jp1ajs_param.confがない場合は,上記ディレクトリに格納されているjp1ajs_param.conf.modelをコピーしてください。
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jbssetcnfコマンドを実行する。
jbssetcnf jp1ajs_param.conf
jbssetcnfコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」のjbssetcnfコマンドの説明を参照してください。
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JP1/AJS3を再起動する。
jp1ajs_param.confの設定内容が反映されます。
また,jajs_configコマンドを使用して指定個別に定義することもできます。jajs_configコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 2. セットアップコマンド jajs_config」を,JP1イベントを発行するかどうかを定義する環境設定パラメーターの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 20.3 システム管理の環境設定」を参照してください。