付録D.2 AJS管理者を設定するための準備
AJS管理者を設定するためには,JP1/AJS3をインストールする前に,次の作業を実施しておいてください。
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AJS管理者を設定するための条件を確認する
AJS管理者を設定するためには,AJS管理者を設定するための条件をすべて満たしている必要があります。マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編) 付録E.2 AJS管理者を設定するための条件」を参照し,すべての条件を満たしていることを確認してください。
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JP1管理者グループ用のOSユーザーグループを作成する
使用しているOSで,JP1管理者グループに指定するためのOSユーザーグループを作成してください。ただし,ここで作成するOSユーザーグループは,運用中に変更する必要がないOSユーザーグループにしてください。JP1管理者グループを変更するには,JP1/AJS3をアンインストールしてから再度インストールする必要があります。そのため,特定のグループや個人にひも付くOSユーザーグループは,JP1管理者グループには指定しないでください。
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AJS管理者用のOSユーザーを作成する
使用しているOSで,AJS管理者に指定するためのOSユーザーを作成してください。ただし,作成するOSユーザーには,次に示す条件があります。
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作成するOSユーザーは,運用中に変更する必要がないOSユーザーにしてください。
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作成するOSユーザーの名称は,英字で始まる8文字以下の英数字としてください。ただし,次の文字列は指定できません。
・AJS2
・ALL
・HiRDB
・MASTER
・PUBLIC
・ROOT
なお,大文字と小文字は区別されません。そのため,これらの文字列を小文字にした「all」などの文字列も使用できません。
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作成するOSユーザーのプライマリーグループには,JP1管理者グループ用に作成したOSユーザーグループを指定してください。
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- 注意事項
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クラスタ運用する場合,JP1管理者グループ用のOSユーザーグループの名称とグループIDは,実行系と待機系で同一にしてください。また,AJS管理者用のOSユーザーの名称とユーザーIDは,実行系と待機系で同一にしてください。
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ディザスター・リカバリー運用する場合,JP1管理者グループ用のOSユーザーグループの名称とグループIDは,メインサイトとリモートサイトで同一にしてください。また,AJS管理者用のOSユーザーの名称とユーザーIDは,メインサイトとリモートサイトで同一にしてください。
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