23.3 組み込みDBのメンテナンス
ここでは,組み込みDBのメンテナンスの検討項目について説明します。
JP1/AJS3は,ジョブの定義情報およびジョブの実行登録情報などの管理にデータベースを使用します。データの追加や削除を繰り返すと,データベースの利用効率が悪くなります。このため,定期的にajsembdbreclaimコマンドを実行して無効領域を解放する,または再編成する必要があります。また,ジョブの定義情報,ジョブの実行登録情報などの増加や無効領域の増加によって空き容量がなくなると,JP1/AJS3が正常に稼働できなくなります。このため,データ領域の使用状況の監視も必要になります。
項番 |
検討項目 |
記載個所 |
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1 |
組み込みDBのメンテナンスの流れ |
マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編) 6. メンテナンスの検討」 |
2 |
組み込みDBのメンテナンスの実行方法の検討 |
マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 運用ガイド 9.2 メンテナンスの実行」 |
JP1/AJS3では,1日に1回ajsembdbreclaimコマンドをジョブから実行することを推奨しています。
ajsembdbreclaimコマンドを自動で実行するための設定については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 運用ガイド 9.2.1(1) ajsembdbreclaimコマンドを自動で実行する」を参照してください。
なお,メンテナンスを長期間実施していないことによって,無効領域が大量に発生している場合にajsembdbreclaimコマンドを実行すると,システムログが不足して組み込みDBが異常終了することがあります。
システムログが不足する場合には,ajsembdbreclaimコマンドの実行に必要なシステムログの容量を見積もり,システムログを追加する必要があります。システムログの見積もりについては,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 運用ガイド 9.1.1 データベース領域の解析」を参照してください。