20.7.2 JP1/AJS3定義内容の事前チェック機能の環境設定パラメーターの詳細
JP1/AJS3定義内容の事前チェック機能の環境設定パラメーターの詳細について説明します。
なお,「デフォルト値」とは,環境設定パラメーターを省略した場合の仮定値です。
- 〈この項の構成〉
(1) AJSCHK_CHECKFILE
定義内容の事前チェック結果を格納するファイル名をフルパスで指定します。
「定義内容の事前チェック結果格納ファイル名」に指定したディレクトリがない場合,定義内容の事前チェック結果格納ファイルは出力されません。
- 形式
-
"AJSCHK_CHECKFILE"="定義内容の事前チェック結果格納ファイル名"
- 指定できる値
-
255バイト以内の文字列
- デフォルト値
-
-
Windowsで,インストール先フォルダがデフォルトまたはシステムで保護されたフォルダ配下の場合
%ALLUSERSPROFILE%\Hitachi\JP1\JP1_DEFAULT\JP1AJS2\log\ajscheckfile.txt
「%ALLUSERSPROFILE%」のデフォルトは「システムドライブ\ProgramData」です。
「システムで保護されたフォルダ」とは,次のパスを指します。
・「システムドライブ\Windows」配下
・「システムドライブ\Program Files」配下
・「システムドライブ\Program Files (x86)」配下
-
Windowsで,インストール先フォルダが上記以外の場合
JP1/AJS3 - Managerのインストール先フォルダ\log\ajscheckfile.txt
-
UNIXの場合
/var/opt/jp1ajs2/log/ajscheckfile.txt
-
- 推奨値
-
運用環境に応じて設定してください。
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3 Check Managerサービスの再起動後
(2) AJSCHK_LOGDIR
定義内容の事前チェックプロセスがログ出力するログディレクトリ名をフルパスで指定します。
「定義チェックログディレクトリ名」に指定したディレクトリがない場合,定義チェックログは出力されません。
このディレクトリ配下の「ajscheck1.log」にログが書き込まれます。「ajscheck1.log」に,環境設定パラメーターAJSCHK_LOGSIZEで指定したサイズまでログが書き込まれると「ajscheck2.log」にログが書き込まれます。
- 形式
-
"AJSCHK_LOGDIR"="定義チェックログディレクトリ名"
- 指定できる値
-
180バイト以内の文字列
- デフォルト値
-
-
Windowsで,インストール先フォルダがデフォルトまたはシステムで保護されたフォルダ配下の場合
%ALLUSERSPROFILE%\Hitachi\JP1\JP1_DEFAULT\JP1AJS2\log
「%ALLUSERSPROFILE%」のデフォルトは「システムドライブ\ProgramData」です。
「システムで保護されたフォルダ」とは,次のパスを指します。
・「システムドライブ\Windows」配下
・「システムドライブ\Program Files」配下
・「システムドライブ\Program Files (x86)」配下
-
Windowsで,インストール先フォルダが上記以外の場合
JP1/AJS3 - ManagerまたはJP1/AJS3 - Agentのインストール先フォルダ\log
-
UNIXの場合
/var/opt/jp1ajs2/log
-
- 推奨値
-
運用環境に応じて設定してください。
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3 Check ManagerサービスまたはJP1/AJS3 Check Agentサービスの再起動後
(3) AJSCHK_LOGSIZE
定義内容の事前チェックプロセスがログ出力するファイルのサイズを指定します。
指定したサイズが,定義チェックログファイル1(ajscheck1.log),および2(ajscheck2.log)のファイルサイズになります。
- 形式
-
"AJSCHK_LOGSIZE"=dword:ログファイルサイズ
- 指定できる値
-
16進数で0または4〜1E8480(10進数で0または4〜2,000,000)(単位:キロバイト)
- デフォルト値
-
dword:00001000(10進数で4,096)
- 推奨値
-
運用環境に応じて設定してください。
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3 Check ManagerサービスまたはJP1/AJS3 Check Agentサービスの再起動後
- 注意事項
-
ここで指定したサイズの上限までファイル1に情報が書き込まれると,それ以上の情報はファイル2に書き込まれます。さらに,ファイル2でもサイズの上限まで情報が書き込まれると,再びファイル1に戻って情報を書き込みます。ファイル1→ファイル2→ファイル1→ファイル2を繰り返し,古い情報から上書きされるため,サイズの指定には注意が必要です。
(4) AJSCHK_TRACELOGFILE
定義内容の事前チェック機能でのトレースログファイルの名称をフルパスで指定します。
「トレースログファイル名」に指定したディレクトリがない場合,トレースログは出力されません。
- 形式
-
"AJSCHK_TRACELOGFILE"="トレースログファイル名"
- 指定できる値
-
255バイト以内の文字列
- デフォルト値
-
セットアップ時には,次のファイル名が仮定されます。
-
Windowsで,インストール先フォルダがデフォルトまたはシステムで保護されたフォルダ配下の場合
%ALLUSERSPROFILE%\Hitachi\JP1\JP1_DEFAULT\JP1AJS2\log\tracelog.ch
「%ALLUSERSPROFILE%」のデフォルトは「システムドライブ\ProgramData」です。
「システムで保護されたフォルダ」とは,次のパスを指します。
・「システムドライブ\Windows」配下
・「システムドライブ\Program Files」配下
・「システムドライブ\Program Files (x86)」配下
-
Windowsで,インストール先フォルダが上記以外の場合
JP1/AJS3 - ManagerまたはJP1/AJS3 - Agentのインストール先フォルダ\log\tracelog.ch
-
UNIXの場合
/var/opt/jp1ajs2/log/tracelog.ch
ファイル名を省略した場合,トレースログは出力されません。
-
- 推奨値
-
運用環境に応じて設定してください。
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3 Check ManagerサービスまたはJP1/AJS3 Check Agentサービスの再起動後
(5) AJSCHK_CHARCODE
定義内容の事前チェック時にエージェントで使用する文字コードおよび定義内容の事前チェック結果を出力する文字コードを指定します。
- 形式
-
"AJSCHK_CHARCODE"="{none|C|SJIS|EUC|UTF-8}"
- 指定できる値
-
- none
-
7ビットASCII文字コードを指定します。
noneはjajs_configコマンドでは設定できません。設定する場合は,jbssetcnfコマンドを使用してください。jbssetcnfコマンドについては,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。
- C
-
7ビットASCII文字コードを指定します。
- SJIS
-
シフトJISコードを指定します。
- EUC
-
EUC文字コードを指定します。
- UTF-8
-
UTF-8文字コードを指定します。
- デフォルト値
-
none
- 推奨値
-
運用環境に応じて設定してください。
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3 Check ManagerサービスまたはJP1/AJS3 Check Agentサービスの再起動後
- 注意事項
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エージェントでは,このパラメーターに指定した文字コードとJP1/AJS3 Check Agentサービス起動時の環境変数LANGに指定した文字コードを合わせる必要があります。
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次の場合,定義内容の事前チェック結果は,環境設定パラメーターAJSCHARCODEに指定した文字コードで表示されます。
・環境設定パラメーターAJSCHARCODEに「SJIS」,「EUC」,または「UTF-8」を指定していて,AJSCHK_CHARCODEに「none」または「C」を指定している。
・環境設定パラメーターAJSCHARCODEに「C」を指定している。
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