13.3.5 Webサーバ定義ファイル(httpsd.conf)の設定項目の詳細
Webサーバ定義ファイル(httpsd.conf)の記述形式や設定項目の詳細について説明します。
(1) ファイルの格納場所
httpsd.confの格納場所を次に示します。
/opt/jp1ajs3web/uCPSB/httpsd/conf
(2) ファイルの編集手順
httpsd.confの編集手順を次に示します。
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次のコマンドを実行して,HTTPサーバを停止する。
/etc/opt/jp1ajs3web/jajs_web_stop -t http
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httpsd.confを任意のディレクトリにバックアップする。
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httpsd.confをviなどのエディターで開く。
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定義内容を変更する。
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文字コードUTF-8でファイルを保存する。
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次のコマンドを実行して,HTTPサーバを起動する。
/etc/opt/jp1ajs3web/jajs_web -t http
(3) 設定が有効になるタイミング
JP1/AJS3 HTTP Serverサービス起動時
(4) 記述形式
httpsd.confの記述形式を次に示します。
(省略) ServerRoot "/opt/jp1ajs3web/uCPSB/httpsd" ServerName Web Consoleサーバのホスト名 DocumentRoot "/opt/jp1ajs3web/uCPSB/httpsd/htdocs" (省略) Listen Webブラウザーからの接続要求を受け付けるポート番号 #Listen [::]:Webブラウザーからの接続要求を受け付けるポート番号 SSLDisable #Listen SSL通信でのWebブラウザーからの接続要求を受け付けるポート番号 #Listen [::]:SSL通信でのWebブラウザーからの接続要求を受け付けるポート番号 #<VirtualHost *:SSL通信でのWebブラウザーからの接続要求を受け付けるポート番号> # ServerName Web Consoleサーバのホスト名 # SSLEnable # SSLCertificateFile "/opt/jp1ajs3web/uCPSB/httpsd/conf/ssl/server/サーバ証明書ファイル名" # SSLCertificateKeyFile "/opt/jp1ajs3web/uCPSB/httpsd/conf/ssl/server/秘密鍵ファイル名" #</VirtualHost> Include "/opt/jp1ajs3web/uCPSB/CC/web/redirector/mod_jk.conf"
なお,「#」から始まる行はコメント行です。
(5) 設定項目
設定項目について説明します。
(a) Web Consoleサーバのホスト名
Web Consoleサーバのホスト名が自動で設定されます。
Web Consoleサーバのホスト名を変更した際に,手動で変更します。
(b) Webブラウザーからの接続要求を受け付けるポート番号
SSL通信を使用しない場合に,Web ConsoleサーバがWebブラウザーからの接続要求を受け付けるポート番号を指定します。デフォルトでは,「22252」が指定されます。
Webブラウザーからの接続要求を受け付けるポート番号をデフォルトから変更した場合,ポート番号を変更します。
(c) SSL通信でのWebブラウザーからの接続要求を受け付けるポート番号
Web ConsoleサーバとWebブラウザーの通信にSSLを使用する場合に,Web ConsoleサーバがWebブラウザーからの接続要求を受け付けるポート番号を指定します。デフォルトでは,「22253」が指定されています。
SSL通信を有効にする場合,行の先頭の「#」(シャープ)を削除します。また,WebブラウザーからのSSL通信を受け付けるポート番号をデフォルトから変更した場合,ポート番号を変更します。
詳細については,「21.4 SSLを利用した通信の設定」を参照してください。
(d) サーバ証明書ファイル名
Web ConsoleサーバとWebブラウザーの通信にSSLを使用する場合に,CAから取得したサーバ証明書のファイル名を指定します。デフォルトでは,「httpsd.pem」が指定されています。
SSL通信を有効にする場合,行の先頭の「#」(シャープ)を削除し,サーバ証明書のファイル名に合わせて変更してください。
詳細については,「21.4 SSLを利用した通信の設定」を参照してください。
(e) 秘密鍵ファイル名
Web ConsoleサーバとWebブラウザーの通信にSSLを使用する場合に,秘密鍵のファイル名を指定します。デフォルトでは,「httpsdkey.pem」が指定されています。
SSL通信を有効にする場合,行の先頭の「#」(シャープ)を削除し,秘密鍵のファイル名に合わせて変更してください。
詳細については,「21.4 SSLを利用した通信の設定」を参照してください。
(6) 注意事項
設定が不正な場合,JP1/AJS3 HTTP Server サービスが起動しません。