7.1.2 ダンプファイルの出力設定手順
トラブルが発生した場合にダンプファイル(メモリーダンプ,クラッシュダンプ,およびユーザーモードプロセスダンプ)が必要となることがあります。トラブル発生時に備えて,運用前にダンプファイルが出力されるように設定しておくことを推奨します。
ダンプファイルの採取方法については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 トラブルシューティング 1.4.1 Windowsの場合」を参照してください。
(1) メモリーダンプの出力設定
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コントロールパネルの[システム]をクリックする。
[システム]ダイアログボックスが表示されます。
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[システムの詳細設定]をクリックする。
[システムのプロパティ]ダイアログボックスが表示されます。
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[詳細設定]タブの[起動と回復]の[設定]ボタンをクリックする。
[起動と回復]ダイアログボックスが表示されます。
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[デバッグ情報の書き込み]で,[完全メモリ ダンプ]を選択し,[ダンプ ファイル]に出力先のファイルを指定する。
搭載しているメモリーのサイズによっては[完全メモリ ダンプ]が表示されないことがあります。その場合は[カーネル メモリ ダンプ]を選択してください。
- 注意事項
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メモリーダンプのサイズは,実メモリーのサイズによって異なります。搭載している物理メモリーが大きいと,メモリーダンプのサイズも大きくなります。メモリーダンプを採取できるだけのディスク領域を確保してください。詳細については,Microsoftのドキュメントを参照してください。
(2) クラッシュダンプの出力設定
クラッシュダンプを出力するためには,Windowsのレジストリー情報を設定する必要があります。詳細な設定方法については,MicrosoftのWindows Error Reporting(WER)関連のサポート技術情報を参照してください。設定する際には,完全なダンプ情報を出力するように設定してください。
- 注意事項
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クラッシュダンプはJP1だけでなく,ほかのアプリケーションプログラムがクラッシュした場合でも出力されます。また,クラッシュダンプが出力されると,その分ディスク容量が圧迫されます。クラッシュダンプが出力されるように設定する場合は,十分なディスク領域を確保しておいてください。
(3) ユーザーモードプロセスダンプの出力設定
JP1/AJS3 - Viewの場合,ユーザーモードプロセスダンプを出力するように設定します。詳細な設定方法については,JP1/AJS3 - Viewのリリースノートを参照してください。