4.5.6 ジョブネットやジョブの保留属性を一時変更する
登録済みのジョブネットまたはジョブを一時的に保留状態にしたり,保留されているジョブネットまたはジョブの保留を一時的に解除したりできます。ただし,実行中のジョブネットまたはジョブは,保留状態にできません。
保留属性が設定されているジョブネットまたはジョブは,一時的に保留解除しても,そのジョブネットまたはジョブが終了すると,再び保留属性が設定された状態になります。
実行が終了したジョブネットまたはジョブに対して,一時的に保留属性を設定したり,解除したりした場合は,そのユニットを再実行したときに変更が有効になります。
先行ユニットが異常検出終了したことなどによって,一時的に保留属性を変更したジョブネットまたはジョブが開始しないまま終了し,再実行された場合は,変更が有効になった状態で再実行されます。
保留属性の一時変更は,JP1/AJS3 - View,Web GUI,保留属性変更APIまたはajsplanコマンドで実行できます。操作については,次の個所を参照してください。
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マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 操作ガイド 9.6 ジョブネットやジョブの実行を保留する」
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マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 操作ガイド 付録A.5 [ダッシュボード]画面」
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マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 操作ガイド 付録A.7 [マンスリースケジュール]画面」
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マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 操作ガイド 付録A.10 [モニタ]ダイアログボックス」
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マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 7.1.8 保留属性変更API」
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マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 3. 通常の運用で使用するコマンド ajsplan」を参照してください。
- 補足事項
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ルートジョブネットでは,必ず実行を保留する設定以外に,前回終了結果が異常終了または警告終了のときにだけ保留する設定があります。この場合に保留が解除されるタイミングは,一時変更による保留解除以外に,前回終了状態が正常終了になったときがあります。保留の解除は,スケジュール定義やカレンダー情報の変更など,スケジュールが再計算されるタイミングで実行されます。前回終了状態が変わっても保留のままとしたい場合は,再度保留を設定してください。