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JP1 Version 11 JP1/Automatic Job Management System 3 導入ガイド


6.5 業務を監視するプログラムの特徴と違い

JP1/AJS3には,ジョブネットを監視するためのプログラムとして次の三つがあります。

それぞれのプログラムの違いについて説明します。

プログラムとしての役割の違い

JP1/AJS3 - Viewは,ジョブネットの定義,実行,監視など,業務の運用に関わるさまざまな操作をするプログラムです。

Web GUIは,主にジョブネットの実行・監視を目的としたプログラムです。ジョブネットやジョブを定義する場合は,JP1/AJS3 - View,またはJP1/AJS3 - Definition Assistantを使用してください。

ユーザーアプリケーションは,JP1/AJS3で公開されているHTTPインターフェースのAPIを利用して開発するプログラムです。プログラムとしての役割は,APIの種類やアプリケーションの設計方針によってさまざまです。

システム構成や実装方法の違い

JP1/AJS3 - Viewは,JP1/AJS3 - Managerのインストール後,別作業としてインストールが必要です。また,インストールできるOSはWindowsだけです。

Web GUIは,Internet Explorerなどクライアント環境にインストールされているWebブラウザーを利用します。そのため,JP1/AJS3 - Viewに比べて監視端末を導入する手間が掛かりません。また,前提環境のWebブラウザーがインストールされているホストであれば,Linuxホストからもジョブネットを監視できます。ただし,Webブラウザーの接続先のサーバには,サーバ機能を提供するJP1/AJS3 - Web Consoleのインストールとセットアップが必要です。

ユーザーアプリケーションは,独自に開発するプログラムです。APIの形式や利用環境,アプリケーションの設計方針に応じて,任意のプログラミング言語で開発・実装してください。ユーザーアプリケーションを利用する場合も,Web GUIと同様に,接続先のサーバでJP1/AJS3 - Web Consoleのインストールとセットアップが必要です。

接続環境の違い

JP1/AJS3 - Viewは,LANやWAN環境を利用することでJP1/AJS3 - Managerに接続します。ただし,WAN環境を利用する場合には,通信の安全性や通信回線の安定性などの制限事項があります。通信の安全性を確保するための機能として,SSL通信(通信暗号化機能)が利用できます。

Web GUIは,インターネットを利用してJP1/AJS3システムに接続します。インターネットに接続できるクライアントであれば,さまざまな場所や環境からジョブネットを監視できます。必要に応じてSSL通信(HTTPS通信)も利用できます。

ユーザーアプリケーションの接続環境は,アプリケーションの設計方針によって異なります。実装方法によっては,Web GUIと同様にインターネットを利用してジョブネットを監視することもできます。