5.5.2 仮想サーバのCPU設定変更
機能
この部品は,Hyper-V環境における仮想サーバのCPUの設定を変更します。
この部品が前提とするサーバを次に示します。
・Hyper-Vサーバ(実行対象サーバ)
Hyper-Vがインストールされているサーバです。
・仮想サーバ
Hyper-Vによって管理されている仮想サーバです。
この部品が変更できるCPUの設定は次の通りです。
・仮想プロセッサの数
・仮想プロセッサリソースの予約
・仮想プロセッサリソースの限度
・仮想プロセッサリソースの相対的な重み
・プロセッサの互換性
・NUMAノードで使用できるプロセッサの最大数
・ソケットで使用できるNUMAノードの最大数
利用場面
この部品は,仮想サーバのCPU設定を変更する場合に使用できます。
前提条件
【システム内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。
【システム内前提製品】
JP1/Automatic Operation 11-00以降
【実行対象サーバ内前提製品】
(1)Hyper-Vサーバの前提製品
・Windows Server 2012 Hyper-V,Windows Server 2012 R2 Hyper-V
(2)仮想サーバの前提OS
・Windows Server 2008 R2 Standard/Enterprise/Datacenter
・Windows Server 2012 Standard/Datacenter,Windows Server 2012 R2 Standard/Datacenter
ただし,Server Coreインストール環境は除く。
【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】
・Windows Server 2012 Standard/Datacenter,Windows Server 2012 R2 Standard/Datacenter
ただし,Server Coreインストール環境は除く。
【実行対象サーバ内前提製品の使用条件】
(1)仮想サーバ名はHyper-Vサーバ内で一意であること。
注意事項
(1)仮想サーバの状態によって変更できるCPUの設定項目は異なります。
(2)CPUの設定項目がすべて未入力の場合,エラーとなります。
バージョン
02.00.00
部品のタグ
Modify VM,Hyper-V 2012
タスクログに表示される部品の名称
hyperv2012ChangeVMCPU
戻り値
戻り値 |
説明 |
---|---|
0 |
正常 |
12 |
異常(ユーザーミス) プロパティ不正 |
23 |
異常(環境不正) 前提環境不正 |
27 |
異常(エラー内容はタスクログで確認) |
41 |
異常(部品内でエラーを検知) プロパティ未入力(部品スクリプトでエラーを検知) |
プロパティ一覧
プロパティ一覧を次の表に示します。
プロパティキー |
プロパティ名 |
説明 |
デフォルト値 |
入出力種別 |
必須区分 |
---|---|---|---|---|---|
plugin.destinationHost |
実行対象サーバのホスト名 |
この部品を実行するサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。 |
− |
入力 |
○ |
hyperv.vmName |
仮想サーバ名 |
仮想サーバの名称を指定します(Hyper-Vにおける仮想サーバの表示名称です。OS上のホスト名ではありません)。 |
− |
入力 |
○ |
hyperv.cpuCount |
仮想プロセッサの数 |
仮想サーバに設定する仮想プロセッサの数を指定します。 |
− |
入力 |
△ |
hyperv.cpuReserve |
仮想プロセッサリソースの予約 |
仮想サーバが予約する仮想サーバ間の仮想プロセッサリソースの配分を指定します。 |
− |
入力 |
△ |
hyperv.cpuMaximum |
仮想プロセッサリソースの限度 |
仮想サーバが使用する仮想サーバ間の仮想プロセッサリソースの配分の上限値を指定します。 |
− |
入力 |
△ |
hyperv.cpuRelativeWeight |
仮想プロセッサリソースの相対的な重み |
仮想サーバ間における仮想プロセッサリソースの相対的な重みを指定します。 |
− |
入力 |
△ |
hyperv.cpuCompatibilityForMigrationEnabled |
プロセッサの互換性 |
プロセッサの互換性を有効にする場合は「true」,無効にする場合は「false」を指定してください。未入力の場合はプロセッサの互換性の設定を変更しません。 |
− |
入力 |
△ |
hyperv.cpuMaximumCountPerNumaNode |
NUMAノードで使用できるプロセッサの最大数 |
1つの仮想NUMA(Non-Uniform Memory Architecture)ノードで使用できるプロセッサの最大数を指定します。 |
− |
入力 |
△ |
hyperv.nodeMaximumCountPerNumaSocket |
ソケットで使用できるNUMAノードの最大数 |
1つのソケットで使用できる仮想NUMA(Non-Uniform Memory Architecture)ノードの最大数を指定します。 |
− |
入力 |
△ |
common.returnValue |
部品の戻り値 |
この部品の戻り値が格納されます。 |
− |
出力 |
− |