4.16.5 OSユーザーのグループ設定 (Windows)
機能
Windows環境でOSユーザーの所属するグループを設定します。ローカルユーザーまたはドメインユーザーのグループを設定できます。
OSユーザーの所属するグループを追加する場合,指定したグループにOSユーザーが既に所属していた場合は,指定したグループからOSユーザーを一旦削除したあとに追加します。
この部品では,次のサーバを前提とします。
・実行対象サーバ
この部品を実行する対象となるサーバです。Windowsがセットアップされている必要があります。
設定するユーザー種別に応じてプロパティWindows.userTypeに以下の値を設定します。
ローカルユーザーのグループを設定する場合:local
ドメインユーザーのグループを設定する場合:domain
この部品の実行にはAdministratorユーザ(ビルトインAdministratorアカウント)が必要です。実行対象サーバにAdministratorユーザ(ビルトインAdministratorアカウント)が存在しない場合,または,無効の場合,システムアカウントで実行を行う部品「OSユーザーのグループ設定 (Windows)(SYSTEM)」を実行してください。
利用場面
運用に使用するユーザーを追加するなどの際,OSユーザーを追加した後に,所属するグループを設定する場合に使用します。
また,特定のグループからユーザーを削除する場合にも使用できます。以下の部品とあわせて使用することで,OSユーザー追加作業を効率化することができます。
・osAddUser_Win
前提条件
【システム内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品】/【実行対象サーバの稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。
【システム内前提製品】
(1)JP1/Automatic Operation 11-00以降
【実行対象サーバ内前提製品】
なし。
【実行対象サーバの稼働OS】
(1) Windows Server 2008 R2 Standard/Enterprise/Datacenter
(2) Windows Server 2012 Standard/Datacenter,Windows Server 2012 R2 Standard/Datacenter
(3) Windows Server 2016 Standard/Datacenter
【実行対象サーバの使用条件】
なし。
バージョン
02.00.00
部品のタグ
Configure OS,Windows
タスクログに表示される部品の名称
osChangeGroup_Win
戻り値
戻り値 |
説明 |
---|---|
0 |
正常 |
21 |
異常(環境不正) コマンドが見つからない(部品スクリプトでエラーを検知) |
27 |
異常(エラー内容はタスクログで確認) |
41 |
異常(部品内でエラーを検知) プロパティ未入力(部品スクリプトでエラーを検知) |
プロパティ一覧
プロパティ一覧を次の表に示します。
プロパティキー |
プロパティ名 |
説明 |
デフォルト値 |
入出力種別 |
必須区分 |
---|---|---|---|---|---|
common.osGroupName |
OSユーザーのグループ名 |
OSユーザーに設定するグループ名を指定します。 |
− |
入力 |
○ |
common.osUserName |
OSユーザー名 |
グループを設定するOSユーザーのユーザー名を指定します。 |
− |
入力 |
○ |
common.addOrDelete |
操作の種別 |
ユーザーをグループに追加する(ADD)か,削除する(DELETE)かを指定します。 |
− |
入力 |
○ |
Windows.userType |
OSユーザー種別 |
OSユーザーの種別をローカル(local)またはドメイン(domain)で指定します。domainの場合,操作対象サーバのドメインのプライマリドメインコントローラに対して操作を行います。このプロパティはWindowsだけで有効です。 |
local |
入力 |
△ |
plugin.destinationHost |
実行対象サーバのホスト名 |
この部品を実行するサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。 |
− |
入力 |
○ |
common.returnValue |
部品の戻り値 |
この部品の戻り値が格納されます。 |
− |
出力 |
△ |