4.13.33 ホスト名取得
機能
実行対象サーバに登録された情報を基に,指定されたIPアドレスに対応するサーバのホスト名を取得します。
取得するホスト名は次の2種類です。
(1) IPアドレスから名前解決されたホスト名
(2) (1)のホスト名がドメイン名を含む場合はドメイン名を取り除いたショートネーム形式のホスト名
(ドメイン名を含まない場合は(1)と同じ形式のホスト名)
この部品では,次のサーバを前提とします。
・実行対象サーバ
部品を実行し,DNSサーバへの問い合せ,hostsファイルの情報検索を行うサーバです。
・検索対象サーバ
IPアドレスからホスト名を取得する対象のサーバです。
実行対象サーバのhostsファイルから検索対象サーバのホスト名の取得を行います。hostsファイルからホスト名を取得できず,実行対象サーバにDNSサーバが登録されている場合,DNSサーバに検索対象サーバのホスト名を問い合わせます。
利用場面
この部品を使用することで,検索対象サーバのIPアドレスおよびホスト名の情報が必要となるサービステンプレートにおいて,入力プロパティを減らすことができます。
前提条件
【システム内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品】/【実行対象サーバの稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。
【システム内前提製品】
(1) JP1/Automatic Operation 11-00以降
【実行対象サーバ内前提製品】
なし。
【実行対象サーバの稼働OS】
(1) Windows Server 2008 R2 Standard/Enterprise/Datacenter
(2) Windows Server 2012 Standard/Datacenter,Windows Server 2012 R2 Standard/Datacenter
(3) Windows Server 2016 Standard/Datacenter
(4) Red Hat Enterprise Linux Server 6 (32-bit x86),Red Hat Enterprise Linux Server 6 (64-bit x86_64)
(5) Red Hat Enterprise Linux Server 7 (64-bit x86_64)
・bind-utilsパッケージがインストールされていること。
(6) CentOS 6 (64-bit x86_64)
(7) CentOS 7 (64-bit x86_64)
・bind-utilsパッケージがインストールされていること。
【実行対象サーバの使用条件】
(1)実行対象システム内のDNS,または実行対象サーバのhostsファイルに,検索対象サーバのIPアドレスとホスト名が定義されていること。
注意事項
(1)検索対象サーバのIPアドレスにIPv6は指定できません。
バージョン
02.00.00
部品のタグ
Gather OS information,Windows,Linux
タスクログに表示される部品の名称
osGetHostName
戻り値
戻り値 |
説明 |
---|---|
0 |
正常 |
27 |
異常(エラー内容はタスクログで確認) |
41 |
異常(部品内でエラーを検知) プロパティ未入力(部品スクリプトでエラーを検知) |
プロパティ一覧
プロパティ一覧を次の表に示します。
プロパティキー |
プロパティ名 |
説明 |
デフォルト値 |
入出力種別 |
必須区分 |
---|---|---|---|---|---|
OS.targetIPAddress |
検索対象サーバのIPアドレス |
検索対象サーバのIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。 |
− |
入力 |
○ |
plugin.destinationHost |
実行対象サーバのホスト名 |
この部品を実行するサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。 |
− |
入力 |
○ |
common.returnValue |
部品の戻り値 |
この部品の戻り値が格納されます。 |
− |
出力 |
△ |
OS.host2Ipaddr |
検索対象サーバのホスト名 |
指定した検索対象サーバのIPアドレスに対するホスト名が設定されます。 |
− |
出力 |
△ |
OS.shortHostName |
検索対象サーバのホスト名(ショートネーム形式) |
指定した検索対象サーバのIPアドレスに対するショートネーム形式のホスト名が設定されます。 |
− |
出力 |
△ |