4.13.10 OSユーザーのパスワード変更(SYSTEM)
機能
Windows/UNIX環境でOSユーザーのパスワードを変更します。
Windows環境ではローカルユーザーまたはドメインユーザーのパスワードを変更できます。UNIX環境で使用する場合は「運用ユーザー追加」,「運用ユーザー変更」,または「運用ユーザー一括変更」サービステンプレートで使用してください。それ以外のサービステンプレートで使用することをサポートしていません。
この部品では,次のサーバを前提とします。
・実行対象サーバ
この部品を実行する対象となるサーバです。WindowsまたはUNIXがセットアップされている必要があります。
Windows環境では,パスワードを変更するユーザー種別に応じてプロパティWindows.userTypeに次の値を設定します。
・ローカルユーザーのパスワードを変更する場合:local
・ドメインユーザーのパスワードを変更する場合:domain
利用場面
運用に使用するユーザーのパスワードを変更する場合に利用できます。
前提条件
【システム内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品】/【実行対象サーバの稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。
【システム内前提製品】
(1)JP1/Automatic Operation 11-00以降
【実行対象サーバ内前提製品】
なし。
【実行対象サーバの稼働OS】
(1) Windows Server 2008 R2 Standard/Enterprise/Datacenter
(2) Windows Server 2012 Standard/Datacenter,Windows Server 2012 R2 Standard/Datacenter
(3) Windows Server 2016 Standard/Datacenter
(4) Red Hat Enterprise Linux Server 6 (32-bit x86),Red Hat Enterprise Linux Server 6 (64-bit x86_64)
(5) Red Hat Enterprise Linux Server 7 (64-bit x86_64)
(6) CentOS 6 (64-bit x86_64)
(7) CentOS 7 (64-bit x86_64)
(8) AIX V6.1,AIX V7.1,AIX V7.2
【実行対象サーバの使用条件】
なし。
注意事項
(1) UNIX環境に対してこの部品を実行する場合は,プロパティにマルチバイト文字を使用しないでください。
バージョン
02.50.01
部品のタグ
Configure OS,Windows,Linux,AIX
タスクログに表示される部品の名称
osChangePassword_System
戻り値
戻り値 |
説明 |
---|---|
0 |
正常 |
12 |
異常(ユーザーミス) プロパティ不正 |
21 |
異常(環境不正) コマンドが見つからない(部品スクリプトでエラーを検知) |
27 |
異常(エラー内容はタスクログで確認) |
41 |
異常(部品内でエラーを検知) プロパティ未入力(部品スクリプトでエラーを検知) |
プロパティ一覧
プロパティ一覧を次の表に示します。
プロパティキー |
プロパティ名 |
説明 |
デフォルト値 |
入出力種別 |
必須区分 |
---|---|---|---|---|---|
plugin.destinationHost |
実行対象サーバのホスト名 |
この部品を実行するサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。 |
− |
入力 |
○ |
common.osUserName |
OSユーザー名 |
パスワードを変更するOSユーザーのユーザー名を指定します。 |
− |
入力 |
△ |
common.osUserPassword |
OSユーザーのパスワード |
OSユーザーの変更後のパスワードを指定します。 |
− |
入力 |
△ |
common.osUserPasswordReEnter |
OSユーザーのパスワード再入力 |
OSユーザーの変更後のパスワードを再入力します。 |
− |
入力 |
△ |
Windows.userType |
OSユーザー種別 |
OSユーザーの種別をローカル(local)またはドメイン(domain)で指定します。domainの場合,操作対象サーバのドメインのプライマリドメインコントローラに対して操作を行います。このプロパティはWindowsだけで有効です。 |
local |
入力 |
△ |
common.addOrChange |
コマンド実行種別 |
UNIX環境の場合に,実行されるサービスが運用ユーザー追加(a)か,運用ユーザー変更(c)かを指定します。 |
− |
入力 |
△ |
common.tmpFileID |
一時ファイル識別ID |
UNIX環境の場合に,一時ファイルを識別するIDを指定します。 |
− |
入力 |
△ |
common.returnValue |
部品の戻り値 |
この部品の戻り値が格納されます。 |
− |
出力 |
△ |