4.12.12 名前変更ファイルの作成
機能
この部品は,JP1/VERITAS NetBackupと連携し,vSphere環境の仮想マシンをリストアする場合に使用する名前変更ファイルを作成します。この部品で作成した名前変更ファイルのパスを,「仮想マシンリストア実行」部品のJP1VERITAS.renameFilePathプロパティに指定します。
この部品が前提とするサーバを以下に示します。
・実行対象サーバ
JP1/VERITAS NetBackup(マスターサーバ)が動作するサーバです。このサーバーの指定したパスに名前変更ファイルを出力します。
この部品内のスクリプトでは,指定されたパスに以下の内容の名前変更ファイルを出力します。
[change vmname to 仮想マシン表示名(JP1VERITAS.newDisplayNameプロパティ)]
[change esxhost to リストア先ESXサーバ(JP1VERITAS.newEsxHostプロパティ)]
[change datacenter to リストア先データセンタ(JP1VERITAS.newDatacenterプロパティ)]
[change folder to リストア先フォルダ(JP1VERITAS.newFolderプロパティ)]
[change resourcepool to リストア先リソースプール(JP1VERITAS.newResourcePoolプロパティ)]
[change datastore to リストア先データストア(JP1VERITAS.newVmxDatastoreプロパティ)]
[change 変更前vmdkファイルのパス1(JP1VERITAS.originalVmdkPath1プロパティ) to リストア先vmdkファイルのパス1(JP1VERITAS.newVmdkPath1プロパティ)]
[change 変更前vmdkファイルのパス2(JP1VERITAS.originalVmdkPath2プロパティ) to リストア先vmdkファイルのパス2(JP1VERITAS.newVmdkPath2プロパティ)]
[change 変更前vmdkファイルのパス3(JP1VERITAS.originalVmdkPath3プロパティ) to リストア先vmdkファイルのパス3(JP1VERITAS.newVmdkPath3プロパティ)]
[change 変更前vmdkファイルのパス4(JP1VERITAS.originalVmdkPath4プロパティ) to リストア先vmdkファイルのパス4(JP1VERITAS.newVmdkPath4プロパティ)]
[change 変更前vmdkファイルのパス5(JP1VERITAS.originalVmdkPath5プロパティ) to リストア先vmdkファイルのパス5(JP1VERITAS.newVmdkPath5プロパティ)]
[change 変更前vmdkファイルのパス6(JP1VERITAS.originalVmdkPath6プロパティ) to リストア先vmdkファイルのパス6(JP1VERITAS.newVmdkPath6プロパティ)]
[change 変更前vmdkファイルのパス7(JP1VERITAS.originalVmdkPath7プロパティ) to リストア先vmdkファイルのパス7(JP1VERITAS.newVmdkPath7プロパティ)]
[change 変更前vmdkファイルのパス8(JP1VERITAS.originalVmdkPath8プロパティ) to リストア先vmdkファイルのパス8(JP1VERITAS.newVmdkPath8プロパティ)]
[change 変更前vmdkファイルのパス9(JP1VERITAS.originalVmdkPath9プロパティ) to リストア先vmdkファイルのパス9(JP1VERITAS.newVmdkPath9プロパティ)]
[change 変更前vmdkファイルのパス10(JP1VERITAS.originalVmdkPath10プロパティ) to リストア先vmdkファイルのパス10(JP1VERITAS.newVmdkPath10プロパティ)]
[change network ネットワーク名(JP1VERITAS.newNetworkプロパティ)]
名前変更ファイルの詳細については,JP1/VERITAS NetBackupマニュアルのnbrestorevmコマンドを参照してください。
利用場面
JP1/VERITAS NetBackupでバックアップされた仮想マシンを復元する場合に「仮想マシンリストア実行」部品と組み合わせて使用します。
前提条件
【システム内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品】/【実行対象サーバの稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。
【システム内前提製品】
JP1/Automatic Operation 11-00以降
【実行対象サーバ内前提製品】
・JP1/VERITAS NetBackup 7.6.1以降
【実行対象サーバの稼働OS】
(1) Windows Server 2008 R2 Standard/Enterprise/Datacenter
(2) Windows Server 2012 Standard/Datacenter,Windows Server 2012 R2 Standard/Datacenter
【実行対象システム内前提製品の使用条件】
特になし。
注意事項
(1) この部品のプロパティには「"」(ダブルクォーテーション)および「'」(シングルクォーテーション)を含む文字列は指定しないでください。
(2) 名前変更ファイルのパス(JP1VERITAS.renameFilePathプロパティ)には「!」,「%」を含む文字列は指定しないでください。
(3)名前変更ファイルのパス(JP1VERITAS.renameFilePathプロパティ)に指定したファイルが既に存在する場合,既存のファイルを上書きします。そのため,指定したファイル名に誤りがないか,十分に確認してください。
(4)作成するファイルのパスに含まれるフォルダが存在しない場合は,そのフォルダを作成します。
実行権限
Administratorsグループに属するユーザーであること。
バージョン
02.01.01
部品のタグ
Control JP1,VERITAS,Windows
タスクログに表示される部品の名称
jp1veritasCreateRenameFile
戻り値
戻り値 |
説明 |
---|---|
0 |
正常 |
14 |
異常(ユーザーミス) ファイルアクセス不可 |
21 |
異常(環境不正) コマンドが見つからない(部品スクリプトでエラーを検知) |
41 |
異常(部品内でエラーを検知) プロパティ未入力(部品スクリプトでエラーを検知) |
プロパティ一覧
プロパティ一覧を次の表に示します。
プロパティキー |
プロパティ名 |
説明 |
デフォルト値 |
入出力種別 |
必須区分 |
---|---|---|---|---|---|
plugin.destinationHost |
実行対象サーバのホスト名 |
この部品を実行するサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。 |
− |
入力 |
○ |
JP1VERITAS.renameFilePath |
名前変更ファイルのパス |
名前変更ファイルのパスを絶対パスで指定します。 |
− |
入力 |
○ |
JP1VERITAS.newDisplayName |
仮想マシン表示名 |
リストアする仮想マシンの表示名を指定します。省略した場合は元の表示名が使用されます。 |
− |
入力 |
△ |
JP1VERITAS.newEsxHost |
リストア先ESXサーバ |
リストア先のESXサーバを指定します。バックアップ元と異なるESXサーバにリストアする場合は指定してください。 |
− |
入力 |
△ |
JP1VERITAS.newDatacenter |
リストア先データセンタ |
リストア先のデータセンタを指定します。次の形式で指定してください「/データセンタ名」。リストア先にデータセンタが無い場合はNoneを指定してください。 |
− |
入力 |
△ |
JP1VERITAS.newFolder |
リストア先フォルダ |
リストア先のフォルダを指定します。次の形式で指定してください「/データセンタ名/フォルダ名」。リストア先にフォルダが無い場合はNoneを指定してください。 |
− |
入力 |
△ |
JP1VERITAS.newResourcePool |
リストア先リソースプール |
リストア先のリソースプールを指定します。次の形式で指定してください「/データセンタ名/host/ESXサーバ名/resources/リソースプール名」 |
− |
入力 |
△ |
JP1VERITAS.newVmxDatastore |
リストア先データストア |
リストア先のデータストアを指定します。 |
− |
入力 |
△ |
JP1VERITAS.originalVmdkPath1 |
変更前vmdkファイルのパス1 |
vmdkファイルの変更前のパスを指定します。異なるデータストアへリストアする場合は指定してください。 |
− |
入力 |
△ |
JP1VERITAS.newVmdkPath1 |
リストア先vmdkファイルのパス1 |
リストア先のvmdkファイルのパスを指定します。異なるデータストアへリストアする場合は指定してください。 |
− |
入力 |
△ |
JP1VERITAS.originalVmdkPath2 |
変更前vmdkファイルのパス2 |
vmdkファイルの変更前のパスを指定します。異なるデータストアへリストアする場合は指定してください。 |
− |
入力 |
△ |
JP1VERITAS.newVmdkPath2 |
リストア先vmdkファイルのパス2 |
リストア先のvmdkファイルのパスを指定します。異なるデータストアへリストアする場合は指定してください。 |
− |
入力 |
△ |
JP1VERITAS.originalVmdkPath3 |
変更前vmdkファイルのパス3 |
vmdkファイルの変更前のパスを指定します。異なるデータストアへリストアする場合は指定してください。 |
− |
入力 |
△ |
JP1VERITAS.newVmdkPath3 |
リストア先vmdkファイルのパス3 |
リストア先のvmdkファイルのパスを指定します。異なるデータストアへリストアする場合は指定してください。 |
− |
入力 |
△ |
JP1VERITAS.originalVmdkPath4 |
変更前vmdkファイルのパス4 |
vmdkファイルの変更前のパスを指定します。異なるデータストアへリストアする場合は指定してください。 |
− |
入力 |
△ |
JP1VERITAS.newVmdkPath4 |
リストア先vmdkファイルのパス4 |
リストア先のvmdkファイルのパスを指定します。異なるデータストアへリストアする場合は指定してください。 |
− |
入力 |
△ |
JP1VERITAS.originalVmdkPath5 |
変更前vmdkファイルのパス5 |
vmdkファイルの変更前のパスを指定します。異なるデータストアへリストアする場合は指定してください。 |
− |
入力 |
△ |
JP1VERITAS.newVmdkPath5 |
リストア先vmdkファイルのパス5 |
リストア先のvmdkファイルのパスを指定します。異なるデータストアへリストアする場合は指定してください。 |
− |
入力 |
△ |
JP1VERITAS.originalVmdkPath6 |
変更前vmdkファイルのパス6 |
vmdkファイルの変更前のパスを指定します。異なるデータストアへリストアする場合は指定してください。 |
− |
入力 |
△ |
JP1VERITAS.newVmdkPath6 |
リストア先vmdkファイルのパス6 |
リストア先のvmdkファイルのパスを指定します。異なるデータストアへリストアする場合は指定してください。 |
− |
入力 |
△ |
JP1VERITAS.originalVmdkPath7 |
変更前vmdkファイルのパス7 |
vmdkファイルの変更前のパスを指定します。異なるデータストアへリストアする場合は指定してください。 |
− |
入力 |
△ |
JP1VERITAS.newVmdkPath7 |
リストア先vmdkファイルのパス7 |
リストア先のvmdkファイルのパスを指定します。異なるデータストアへリストアする場合は指定してください。 |
− |
入力 |
△ |
JP1VERITAS.originalVmdkPath8 |
変更前vmdkファイルのパス8 |
vmdkファイルの変更前のパスを指定します。異なるデータストアへリストアする場合は指定してください。 |
− |
入力 |
△ |
JP1VERITAS.newVmdkPath8 |
リストア先vmdkファイルのパス8 |
リストア先のvmdkファイルのパスを指定します。異なるデータストアへリストアする場合は指定してください。 |
− |
入力 |
△ |
JP1VERITAS.originalVmdkPath9 |
変更前vmdkファイルのパス9 |
vmdkファイルの変更前のパスを指定します。異なるデータストアへリストアする場合は指定してください。 |
− |
入力 |
△ |
JP1VERITAS.newVmdkPath9 |
リストア先vmdkファイルのパス9 |
リストア先のvmdkファイルのパスを指定します。異なるデータストアへリストアする場合は指定してください。 |
− |
入力 |
△ |
JP1VERITAS.originalVmdkPath10 |
変更前vmdkファイルのパス10 |
vmdkファイルの変更前のパスを指定します。異なるデータストアへリストアする場合は指定してください。 |
− |
入力 |
△ |
JP1VERITAS.newVmdkPath10 |
リストア先vmdkファイルのパス10 |
リストア先のvmdkファイルのパスを指定します。異なるデータストアへリストアする場合は指定してください。 |
− |
入力 |
△ |
JP1VERITAS.newNetwork |
ネットワーク名 |
リストアする仮想マシンの新しいネットワーク名を指定します。複数のネットワークを指定する場合は,コンマ(,)で区切って列挙してください。 |
− |
入力 |
△ |
common.returnValue |
部品の戻り値 |
この部品の戻り値が格納されます。 |
− |
出力 |
△ |