4.7.14 JP1/Base共通定義情報設定
機能
この部品は,指定したサーバのJP1/Baseに対して共通定義情報を設定します。
この部品では,次のサーバを前提とします。
・実行対象サーバ
この部品を実行する対象です。
利用場面
管理するサーバの増加などによって,インストールされているJP1/Baseに共通定義情報を設定する場合に使用できます。
前提条件
【システム内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。
【システム内前提製品】
(1)JP1/Automatic Operation 11-00以降
【実行対象サーバ内前提製品】
(1)JP1/Base 08-00以降
【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】
(1) Windows Server 2008 R2 Standard/Enterprise/Datacenter
(2) Windows Server 2012 Standard/Datacenter,Windows Server 2012 R2 Standard/Datacenter
(3) Windows Server 2016 Standard/Datacenter
(4) Red Hat Enterprise Linux Server 6 (32-bit x86),Red Hat Enterprise Linux Server 6 (64-bit x86_64)
(5) Red Hat Enterprise Linux Server 7 (64-bit x86_64)
(6) AIX V6.1,AIX V7.1,AIX V7.2
【実行対象サーバ内前提製品の使用条件】
なし。
注意事項
(1) UNIX環境に対してこのサービスを実行する場合は,プロパティにマルチバイト文字を使用しないでください。
(2) この部品は,共通定義設定用ファイルの記述が誤っていても,正常終了する場合があります。共通定義設定用ファイルに誤りがないか,十分に確認してください。
誤った共通定義情報を設定した場合,再度正しい共通定義情報を設定しても不要な設定が残る場合は,手動で訂正してください。
(3) JP1/Baseがクラスタ構成の場合,共通定義設定用ファイル内に指定した論理ホストと一致する環境にだけ実行可能です。一致しない環境へ実行した場合,部品は正常終了しますが,実行対象サーバは正しく動作しません。
実行権限
Windowsの場合:Administrator権限
UNIXの場合:root権限
バージョン
02.00.00
部品のタグ
Configure JP1,Base,Windows,Linux,AIX
タスクログに表示される部品の名称
jp1baseSetCommonDefinitionInfo
戻り値
戻り値 |
説明 |
---|---|
0 |
正常 |
21 |
異常(環境不正) コマンドが見つからない(部品スクリプトでエラーを検知) |
27 |
異常(エラー内容はタスクログで確認) |
41 |
異常(部品内でエラーを検知) プロパティ未入力(部品スクリプトでエラーを検知) |
42 |
異常(部品内でエラーを検知) 内部エラー(部品スクリプトでエラーを検知) |
プロパティ一覧
プロパティ一覧を次の表に示します。
プロパティキー |
プロパティ名 |
説明 |
デフォルト値 |
入出力種別 |
必須区分 |
---|---|---|---|---|---|
JP1Base.commonDefinitionFileName |
JP1/Base共通定義設定用ファイル名 |
JP1/Baseの共通定義設定用ファイル名をフルパスで指定します。 |
− |
入力 |
○ |
plugin.destinationHost |
実行対象サーバのホスト名 |
この部品を実行するサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。 |
− |
入力 |
○ |
common.returnValue |
部品の戻り値 |
この部品の戻り値が格納されます。 |
− |
出力 |
△ |