はじめに
このマニュアルは,Cisco Systems社ルーターおよびスイッチを管理するJP1/Network Element Manager for Ciscoについて説明したものです。
■ 対象読者
Cisco Systems社ルーターおよびスイッチを使用してネットワークを管理する方,および運用する方を対象としています。マニュアル「JP1/SNMP System Observer」の内容を理解していることを前提としています。
■ マニュアルの構成
このマニュアルは,次に示す章から構成されています。
- 第1章 概要
-
Network Element Manager for Ciscoの主な機能の概要について説明しています。
- 第2章 パネル操作
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Network Element Manager for Ciscoの管理対象機器とパネルの表示内容について説明しています。
- 第3章 リソース情報
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Network Element Manager for Ciscoで収集できるリソース,およびリソースで取得するMIBオブジェクトについて説明しています。
- 第4章 カスタマイズ
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Network Element Manager for Ciscoでのカスタマイズの対象,方法,およびリソースについて説明しています。
- 第5章 メッセージ
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Network Element Manager for Ciscoが出力するメッセージについて説明しています。
■ 関連マニュアル
このマニュアルの関連マニュアルを次に示します。必要に応じてお読みください。
-
JP1 Version 11 JP1/SNMP System Observer(3021-3-A77)
■ このマニュアルでの表記
このマニュアルでは,日立製品およびその他の製品の名称を省略して表記しています。次に,製品の正式名称と,このマニュアルでの表記を示します。
正式名称 |
このマニュアルでの表記 |
|
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Cisco Systems社ルーター |
Ciscoルーター |
Cisco製品 |
Cisco Systems社スイッチ |
Ciscoスイッチ |
|
JP1/Network Element Manager for Cisco |
Network Element Manager for Cisco |
|
JP1/Network Node Manager i |
JP1/NNMi |
|
JP1/Network Node Manager i Advanced |
||
HP Network Node Manager i |
HP NNMi |
|
HP Network Node Manager i Advanced |
||
JP1/SNMP System Observer |
SSO |
|
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Standard |
Windows Server 2008 R2 |
Windows |
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Enterprise |
||
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Datacenter |
||
Microsoft(R) Windows Server(R) 2012 Standard |
Windows Server 2012 |
|
Microsoft(R) Windows Server(R) 2012 Datacenter |
||
Microsoft(R) Windows Server(R) 2012 R2 Standard |
||
Microsoft(R) Windows Server(R) 2012 R2 Datacenter |
-
JP1/Network Element Manager for XXXの総称として,Network Element Managerと表記します。
■ このマニュアルで使用する記号
このマニュアルで使用する記号を次に示します。
記号 |
意味 |
---|---|
[ ] |
メニュー項目や,プッシュボタンを表します。選択するには,マウスを使用します。 メニュー項目の場合は,キーボードからも選択できます。 |
[ ]−[ ] |
メニュー項目を連続して選択することを表します。 |
< > |
文字キーやPFキーを表します。 |
メッセージで使用する記号を次に示します。
記号 |
意味 |
---|---|
|(ストローク) |
複数の項目に対して,項目間の区切りを示し,「または」の意味を示します。 (例)「A|B|C」 これは「A,B,またはC」を示します。 |
[ ] |
この記号で囲まれている項目は省略できます。 (例)A [-B] [-C] これは,「A」「A -B」「A -C」「A -B -C」の4とおりの指定方法があることを示します。 |
{ } |
この記号で囲まれている複数の項目の中から,一組の項目を必ず選択することを示します。項目と項目の間の区切りは「|」で示します。 (例){A|B|C} これは,「A,BまたはCのどれかを必ず指定する」ことを示します。 |
コマンドの文法で使用する記号を次に示します。
記号 |
意味 |
---|---|
[ ] |
この記号で囲まれている項目は省略できます。 (例)A [-B] [-C] これは,「A」「A -B」「A -C」「A -B -C」の4とおりの指定方法があることを示します。 |
■ KB(キロバイト)などの単位表記について
1KB(キロバイト),1MB(メガバイト),1GB(ギガバイト),1TB(テラバイト)はそれぞれ1,024バイト,1,0242バイト,1,0243バイト,1,0244バイトです。