11.2.4 SSOクラスタシステム環境構築時の注意事項
クラスタシステムの環境を構築する場合は,次の内容に注意してください。
-
環境構築を実行するユーザ
SSOのクラスタシステム環境を構築するユーザは,Administrators権限(Windowsの場合)またはスーパーユーザ権限(Linuxの場合)のユーザである必要があります。
-
クラスタ制御スクリプトのコピー先
クラスタ制御スクリプトのコピー先はローカルのディスクとし,コピーしたものを使用してください。共有ディスクに配置した場合,共有ディスクにアクセス障害が発生したときに,リソースを制御するクラスタ制御スクリプトにアクセスできなくなり,正常に動作できなくなります。
-
SSOをインストールするホスト
実行系および待機系の両方のマシンにSSOをインストールしてください。
-
NNM連携ポリシーについて
クラスタ環境設定コマンドは,クラスタ構築時にssospmd動作定義ファイル(ssospmd.def)のNNM連携ポリシー「nnm-coop-policy:」に「1」(連携不可の場合,DEGENERATING状態となります)を設定します。また,クラスタ環境設定コマンドは,クラスタ設定解除時には「0」を設定します。NNM連携ポリシーに「0」を設定すると,連携できない場合「SUSPENDING」状態となります。