10.5 NNMiコンソールからのSSOコンソールの起動
SSOコンソールは,リソース収集およびプロセス監視の条件設定・参照,レポート設定・参照,監視状態の確認(リソース状態表示やプロセスモニタ)などを実施する場合に使用します。ただし,SSOの監視状況の概要は,インシデントやマップ連携機能によってNNMiコンソールでも確認できます。したがって,NNMiとSSOによるネットワーク管理としてシステム管理者が主に使用するのはNNMiコンソールです。
NNMiコンソールを主に使用する場合,障害発生時,システム管理者はNNMiコンソールで障害内容および発生個所を認識します。障害がSSOによる監視での障害検出だった場合には,SSOコンソールを起動して障害の原因を調査します。
このように,主にNNMiコンソールでネットワークを管理して,必要に応じてSSOコンソールを使用する際,NNMiコンソールからSSOコンソールを起動できるよう設定すると,迅速な障害対応ができます。
設定には,NNMiのURLアクション機能を利用します。URLアクションの詳細についてはNNMiの管理者用のヘルプを参照してください。URLアクション定義の内容を次に示します。
- URLアクション定義内容
定義内容のとおりにURLアクションを設定すると,NNMiコンソールのアクションメニューに[SNMP System Observer]−[SSOコンソール]が表示されます。
なお,NNMiコンソールとSSOコンソールでユーザ認証は連動しません。そのため,SSOコンソールでユーザ認証(SSO認証またはJP1認証)を実施している場合,URLアクションでSSOコンソールを起動すると,SSOコンソールのログイン画面が表示されます。
ただし,起動したSSOコンソールからログアウトしないままSSOコンソール画面(Webブラウザ)を終了させた場合,SSOコンソールのセッションタイムアウト時間内であれば,2回目以降のSSOコンソールの起動ではログインは不要です。
SSOコンソールのセッションタイムアウト時間は,ssoconsoled動作定義ファイル(ssoconsoled.def)のlogout-time:キーで設定できます。詳細は「7.3.23 ssoconsoled動作定義ファイル(ssoconsoled.def)」を参照してください。