1.3.5 JDBC接続の待機リクエスト数の監視
データベース接続を待機しているリクエスト数を監視することで,ユーザーに対する応答速度の低下を検出したり,予測したりできます。
JDBC接続の待機リクエスト数は,監視テンプレートで提供している「JDBC Waiting Conns」アラームを使用することで監視できます。
監視テンプレート「JDBC Waiting Conns」アラームを次の表に示します。
アラーム |
使用レコード |
使用フィールド |
異常条件 |
警告条件 |
値の見方 |
---|---|---|---|---|---|
JDBC Waiting Conns |
PI_JDBC |
Waiting For Conn Count |
Waiting For Conn Count >= 10 |
Waiting For Conn Count >= 1 |
JDBC接続を待機しているリクエスト数。 |
- しきい値に対する考え方
-
JDBC接続を待機しているリクエスト数が多くなるに従って,リクエストへの応答が遅くなると考えられます。
- 対処方法
-
JDBC接続を待機しているリクエスト数が多くなった要因を調査してください。主な要因としては,リクエスト数の増大が考えられます。この場合,十分な応答性能が維持できるようにJDBC接続数を調整してください。
JDBC Waiting Connsアラームの詳細については,「5. 監視テンプレート」の「JDBC Waiting Conns」を参照してください。