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JP1 Version 11 JP1/Performance Management - Agent Option for IBM WebSphere Application Server


付録F.2 Agent Collectorサービスのプロパティ一覧

PFM - Agent for WebSphere Application ServerのAgent Collectorサービスのプロパティ一覧を次の表に示します。

表F‒2 PFM - Agent for WebSphere Application ServerのAgent Collectorサービスのプロパティ一覧

フォルダ名

プロパティ名

説明

First Registration Date

サービスがPFM - Managerに認識された最初の日時が表示される。

Last Registration Date

サービスがPFM - Managerに認識された最新の日時が表示される。

Data Model Version

データモデルのバージョンが表示される。

General

ホスト名やディレクトリなどの情報が格納されている。このディレクトリに格納されているプロパティは変更できない。

Directory

サービスの動作するカレントディレクトリ名が表示される。

Host Name

サービスが動作する物理ホスト名が表示される。

Process ID

サービスのプロセスIDが表示される。

Physical Address

サービスが動作するホストのIPアドレスおよびポート番号が表示される。

User Name

サービスプロセスを実行したユーザー名が表示される。

Time Zone

サービスで使用されるタイムゾーンが表示される。

System

サービスが起動されているOSの,OS情報が格納されている。このディレクトリに格納されているプロパティは変更できない。

CPU Type

CPUの種類が表示される。

Hardware ID

ハードウェアIDが表示される。

OS Type

OSの種類が表示される。

OS Name

OS名が表示される。

OS Version

OSのバージョンが表示される。

Network Services

Performance Management通信共通ライブラリーについての情報が格納されている。このディレクトリに格納されているプロパティは変更できない。

Build Date

Agent Collectorサービスの作成日が表示される。

INI File

jpcns.iniファイルの格納フォルダ名が表示される。

Network Services

Service

サービスについての情報が格納されている。このディレクトリに格納されているプロパティは変更できない。

Description

次の形式でホスト名が表示される。

インスタンス名_ホスト名

Local Service Name

サービスIDが表示される。

Remote Service Name

Agent Collectorサービスが接続するAgent StoreサービスのサービスIDが表示される。

EP Service Name

接続先PFM - ManagerホストのCorrelatorサービスのサービスID が表示される。

AH Service Name

同一ホストにあるAction HandlerサービスのサービスIDが表示される。

JP1 Event Configurations

JP1イベントの発行条件を設定する。

各サービス

Agent Collectorサービス,Agent Storeサービス,Action Handlerサービス,およびStatus Serverサービスのリスト項目から「Yes」または「No」を選択し,サービスごとにJP1システムイベントを発行するかどうかを指定する。

JP1 Event Send Host

JP1/Baseの接続先イベントサーバ名を指定する。ただし,Action Handlerサービスと同一マシンの論理ホストまたは物理ホストで動作しているイベントサーバだけ指定できる。指定できる値は0〜255バイトの半角英数字,「.」および「-」である。範囲外の値を指定した場合は,省略したと仮定される。値を省略した場合は,Action Handlerサービスが動作するホストがイベント発行元ホストとして使用される。「localhost」を指定した場合は,物理ホストを指定したものと仮定される。

Monitoring Console Host

JP1/IM - Managerのモニター起動でPFM - Web Consoleのブラウザを起動する場合,起動するPFM - Web Consoleホストを指定する。指定できる値は0〜255バイトの半角英数字,「.」および「-」である。範囲外の値を指定した場合は,省略したと仮定される。値を省略した場合は,接続先のPFM - Managerホストが仮定される。

Monitoring Console Port

起動するPFM - Web Consoleのポート番号(httpリクエストポート番号)を指定する。指定できる値は1〜65535である。範囲外の値を指定した場合は,省略したと仮定される。値を省略した場合は,20358が設定される。

JP1 Event Configurations

Alarm

JP1 Event Mode

アラームの状態が変化した場合に,次のどちらのイベントを発行するか設定する。

  • JP1 User Event:JP1ユーザーイベントを発行する

  • JP1 System Event:JP1システムイベントを発行する

Detail Records

PDレコードタイプのレコードのプロパティが格納されている。収集されているレコードのレコードIDは,太字で表示される。

Detail Records

レコードID※1

レコードのプロパティが格納されている。

Description

レコードの説明が表示される。このプロパティは変更できない。

Log

リスト項目から「Yes」または「No」を選択し,レコードをStoreデータベースに記録するかどうかを指定する。この値が「Yes」でかつ,Collection Intervalが0より大きい値であれば,データベースに記録される。指定がない場合は「No」となる。

Monitoring(ITSLM)

レコードをJP1/ITSLM - Managerに送信するかどうかについて,JP1/ITSLM - Managerでの設定が表示される。ここでは,「No」が固定で表示される。読み取り専用のため設定はできない。

Log(ITSLM)

JP1/ITSLM - ManagerからレコードをPFM - Agent for WebSphere Application ServerのStoreデータベースに記録するかどうかについて示す。ここでは,「No」が固定で表示される。読み取り専用のため設定はできない。

Collection Interval

データの収集間隔を指定する。指定できる値は0〜2,147,483,647秒で,1秒単位で指定できる。なお,0と指定した場合,データは収集されない。

Collection Offset

データの収集を開始するオフセット値を指定する。指定できる値は,Collection Intervalで指定した値の範囲内で,0〜32,767秒の1秒単位で指定できる。なお,データ収集の記録時間は,Collection Offsetの値によらないで,Collection Intervalと同様の時間となる。

LOGIF

レコードをデータベースに記録するときの条件を指定する。条件に合ったレコードだけがデータベースに記録される。PFM - Web Consoleの[サービス階層]画面で表示されるサービスのプロパティ画面の,下部フレームの[LOGIF]をクリックすると表示される[ログ収集条件設定]画面で作成した条件式(文字列)が表示される。

Interval Records

PIレコードタイプのレコードのプロパティが格納されている。収集されているレコードのレコードIDは,太字で表示される。

Interval Records

レコードID※1

レコードのプロパティが格納されている。

Description

レコードの説明が表示される。このプロパティは変更できない。

Log

リスト項目から「Yes」または「No」を選択し,レコードをStoreデータベースに記録するかどうかを指定する。この値が「Yes」でかつ,Collection Intervalが0より大きい値であれば,データベースに記録される。指定がない場合は「No」となる。

Monitoring(ITSLM)

レコードをJP1/ITSLM - Managerに送信するかどうかについて,JP1/ITSLM - Managerでの設定が表示される。ここでは,「No」が固定で表示される。読み取り専用のため設定はできない。

Log(ITSLM)

JP1/ITSLM - ManagerからレコードをPFM - Agent for WebSphere Application ServerのStoreデータベースに記録するかどうかについて示す。ここでは,「No」が固定で表示される。読み取り専用のため設定はできない。

Collection Interval

データの収集間隔を指定する。指定できる値は0〜2,147,483,647秒で,1秒単位で指定できる。なお,0と指定した場合,データは収集されない。

Collection Offset

データの収集を開始するオフセット値を指定する。指定できる値は,Collection Intervalで指定した値の範囲内で,0〜32,767秒の1秒単位で指定できる。なお,データ収集の記録時間は,Collection Offsetの値によらないで,Collection Intervalと同様の時間となる。

LOGIF

レコードをデータベースに記録するときの条件を指定する。条件に合ったレコードだけがデータベースに記録される。PFM - Web Consoleの[サービス階層]画面で表示されるサービスのプロパティ画面の,下部フレームの[LOGIF]をクリックすると表示される[ログ収集条件設定]画面で作成した条件式(文字列)が表示される。

Log Records

PLレコードタイプのレコードのプロパティが格納されている。PFM - Agent for WebSphere Application Serverではこのレコードをサポートしていないため使用しない。

Restart Configurations

PFMサービス自動再起動の条件を設定する。PFM - ManagerまたはPFM - Baseが08-50以降の場合に設定できる。PFMサービス自動再起動機能については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,Performance Managementの機能について説明している章を参照のこと。

Restart when Abnormal Status

Status ServerサービスがAction Handlerサービス,Agent Collectorサービス,およびAgent Storeサービスの状態を正常に取得できない場合にサービスを自動再起動するかどうかを設定する。

Restart when Single Service Running

Agent StoreサービスとAgent Collectorサービスのどちらかしか起動していない場合にサービスを自動再起動するかどうかを設定する。

Restart Configurations

Action Handler

Auto Restart

Action Handlerサービスに対して自動再起動機能を利用するかどうかを設定する。

Auto Restart - Interval (Minute)

自動再起動機能を利用する場合,サービスの稼働状態を確認する間隔を分単位で設定する。

Auto Restart - Repeat Limit

自動再起動機能を利用する場合,連続して再起動を試行する回数を設定する。

Scheduled Restart

Action Handlerサービスに対して,定期再起動機能を利用するかどうかを設定する。

Scheduled Restart - Interval

定期再起動機能を利用する場合,再起動間隔を設定する。

Scheduled Restart - Interval Unit

定期再起動機能を利用する場合,再起動間隔の単位を設定する。

Scheduled Restart - Origin - Year

再起動する年を1971〜2035の整数で指定できる。

Scheduled Restart - Origin - Month

再起動する月を1〜12の整数で指定できる。

Scheduled Restart - Origin - Day

再起動する日を1〜31の整数で指定できる。

Scheduled Restart - Origin - Hour

再起動する時間(時)を0〜23の整数で指定できる。

Scheduled Restart - Origin - Minute

再起動する時間(分)を0〜59の整数で指定できる。

Agent Collector

Auto Restart

Agent Collectorサービスに対して自動再起動機能を利用するかどうかを設定する。

Auto Restart - Interval (Minute)

自動再起動機能を利用する場合,サービスの稼働状態を確認する間隔を分単位で設定する。

Auto Restart - Repeat Limit

自動再起動機能を利用する場合,連続して再起動を試行する回数を設定する。

Scheduled Restart

Agent Collectorサービスに対して,定期再起動機能を利用するかどうかを設定する。

Scheduled Restart - Interval

定期再起動機能を利用する場合,再起動間隔を設定する。

Scheduled Restart - Interval Unit

定期再起動機能を利用する場合,再起動間隔の単位を設定する。

Scheduled Restart - Origin - Year

再起動する年を1971〜2035の整数で指定できる。

Scheduled Restart - Origin - Month

再起動する月を1〜12の整数で指定できる。

Scheduled Restart - Origin - Day

再起動する日を1〜31の整数で指定できる。

Scheduled Restart - Origin - Hour

再起動する時間(時)を0〜23の整数で指定できる。

Scheduled Restart - Origin - Minute

再起動する時間(分)を0〜59の整数で指定できる。

Agent Store

Auto Restart

Agent Storeサービスに対して自動再起動機能を利用するかどうかを設定する。

Auto Restart - Interval (Minute)

自動再起動機能を利用する場合,サービスの稼働状態を確認する間隔を分単位で設定する。

Auto Restart - Repeat Limit

自動再起動機能を利用する場合,連続して再起動を試行する回数を設定する。

Scheduled Restart

Agent Storeサービスに対して,定期再起動機能を利用するかどうかを設定する。

Scheduled Restart - Interval

定期再起動機能を利用する場合,再起動間隔を設定する。

Scheduled Restart - Interval Unit

定期再起動機能を利用する場合,再起動間隔の単位を設定する。

Scheduled Restart - Origin - Year

再起動する年を1971〜2035の整数で指定できる。

Scheduled Restart - Origin - Month

再起動する月を1〜12の整数で指定できる。

Scheduled Restart - Origin - Day

再起動する日を1〜31の整数で指定できる。

Scheduled Restart - Origin - Hour

再起動する時間(時)を0〜23の整数で指定できる。

Scheduled Restart - Origin - Minute

再起動する時間(分)を0〜59の整数で指定できる。

Agent

Agent Collectorサービスの概要が表示される。

Instance

PFM - Agent for WebSphere Application Serverのインスタンス名が表示される。

Agent Configuration

PFM - Agent for WebSphere Application Server固有の設定用プロパティが格納されている。

Agent Configuration

Parameters

Agent Collectorサービスのプロパティが表示される。

INST_DIR

WebSphere Application Serverのインストール先ディレクトリが表示される。

WAS_VER

WebSphere Application Serverのバージョンが表示される。

PORT_NUM

WebSphere Application ServerのSOAPコネクターポート番号が表示される。

USER_NAME※2

WebSphere Application Serverに接続するためのHTTP基本認証のユーザー名が表示される。

HTTP基本認証を使用していない場合は空白となる。

TRUSTSTORE_FILE_PATH

WebSphere Application ServerへSSL接続するためのトラストストアファイル名が表示される。

SSLを使用していない場合は空白となる。

(凡例)

−:該当しない

注※1

フォルダ名には,データベースIDを除いたレコードIDが表示されます。各レコードのレコードIDについては,「6. レコード」を参照してください。

注※2

ここで指定するユーザーには,Monitorセキュリティロールが与えられている必要があります。