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JP1 Version 11 JP1/Performance Management - Agent Option for IBM WebSphere Application Server


付録E.2 ファイアウォールの通過方向

〈この項の構成〉

(1) ファイアウォールの通過方向の設定

ファイアウォールを挟んでPFM - ManagerとPFM - Agent for WebSphere Application Serverを配置する場合は,PFM - ManagerとPFM - Agentのすべてのサービスにポート番号を固定値で設定してください。また,各ポート番号を次の表に示す方向で設定し,すべてのサービスについてファイアウォールを通過させるようにしてください。

表E‒2 ファイアウォールの通過方向(PFM - ManagerとPFM - Agent間)

サービス名

パラメーター

通過方向

Agent Storeサービス

jp1pcsto2

Agent←Manager

Agent Collectorサービス

jp1pcagt2

Agent←Manager

(凡例)

Manager:PFM - Managerホスト

Agent:PFM - Agentホスト

←:右項から左項への通信(コネクション)を開始する方向

通信(コネクション)を開始するときは,接続を受ける側(矢印が向いている側)が,表E-1のポート番号を受信ポートとして使用します。接続する側は,OSによって割り当てられる空きポート番号を送信ポートとして使用します。この場合に使用するポート番号の範囲は,OSによって異なります。

Managerで一時的に使用される送信ポートがAgentの受信ポートを通過できるようにファイアウォールを設定してください。

注意

PFM - Agentのホストでjpctool db dumpコマンドまたはjpctool service listコマンドを実行したい場合,次のどちらかの方法でコマンドを実行してください。

  • jpctool db dumpコマンドまたはjpctool service listコマンドのproxyオプションで,PFM - Managerを経由して通信するように指定してください。jpctool db dumpコマンドまたはjpctool service listコマンドのproxyオプションについては,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。

  • 各PFM - Agentホスト間で次の表に示す方向でポート番号を設定し,ファイアウォールを通過させるようにしてください。

    表E‒3 ファイアウォールの通過方向(各PFM - Agentホスト間)

    サービス名

    パラメーター

    通過方向

    Agent Storeサービス

    jp1pcsto2

    Agent←→Agent

    Agent Collectorサービス

    jp1pcagt2

    Agent←→Agent

    (凡例)

    Agent:PFM - Agentホスト

    ←→:左項から右項,および右項から左項への通信(コネクション)を開始する方向

(2) ファイアウォールの通過方向の設定(論理ホスト運用の場合)

ファイアウォールを挟んでPFM - ManagerとPFM - Agent for WebSphere Application Serverを配置する場合は,PFM - ManagerとPFM - Agentのすべてのサービスにポート番号を固定値で設定してください。また,各ポート番号を次の表に示す方向で設定し,すべてのサービスについてファイアウォールを通過させるようにしてください。

表E‒4 ファイアウォールの通過方向(PFM - ManagerとPFM - Agent間(論理ホスト運用の場合))

サービス名

パラメーター

通過方向

Agent Storeサービス(論理ホスト)

jp1pcsto2

Agent(論理ホスト)←Manager

Agent Collectorサービス(論理ホスト)

jp1pcagt2

Agent(論理ホスト)←Manager

(凡例)

Manager:PFM - Managerホスト

Agent(論理ホスト):PFM - Agentホスト

←:右項から左項への通信(コネクション)を開始する方向

通信(コネクション)を開始するときは,接続を受ける側(矢印が向いている側)が,表E-1のポート番号を受信ポートとして使用します。接続する側は,OSによって割り当てられる空きポート番号を送信ポートとして使用します。この場合に使用するポート番号の範囲は,OSによって異なります。

Managerから一時的に使用される送信ポートがAgentの論理ホストの受信ポートに通過できるようにファイアウォールを設定してください。