Hitachi

JP1 Version 11 JP1/Performance Management - Agent Option for IBM WebSphere Application Server


4.1.1 HAクラスタシステム

〈この項の構成〉

(1) HAクラスタシステムでのPFM - Agent for WebSphere Application Serverの構成

PFM - Agent for WebSphere Application Serverは,HAクラスタシステムで運用でき,クラスタ構成のWebSphere Application Serverを監視できます。HAクラスタシステムでPFM - Agent for WebSphere Application Serverを運用する場合は,次の図のような構成で運用します。

図4‒1 HAクラスタシステムでのPFM - Agent for WebSphere Application Serverの構成例

[図データ]

図4-1に示すように,PFM - Agent for WebSphere Application Serverはクラスタ構成のWebSphere Application Serverと同じ論理ホスト環境で動作し,WebSphere Application Serverを監視します。障害発生時はWebSphere Application Serverのフェールオーバーに連動してPFM - Agent for WebSphere Application Serverもフェールオーバーし,監視を継続できます。

また,共有ディスクに定義情報やパフォーマンス情報を格納し,フェールオーバー時に引き継ぎます。1つの論理ホストに複数のPerformance Managementのプログラムがある場合は,それぞれが同じ共有ディレクトリを使います。

1つのノードでPFM - Agent for WebSphere Application Serverを複数実行できます。

クラスタ構成のWebSphere Application Serverが複数ある構成(アクティブ・アクティブ構成)の場合,それぞれの論理ホスト環境でPFM - Agent for WebSphere Application Serverを実行してください。それぞれのPFM - Agent for WebSphere Application Serverは独立して動作し,別々にフェールオーバーできます。