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JP1 Version 11 JP1/Performance Management - Agent Option for IBM WebSphere Application Server


2.4.1 パフォーマンスデータの格納先の変更

PFM - Agent for WebSphere Application Serverで収集したパフォーマンスデータは,PFM - Agent for WebSphere Application ServerのAgent StoreサービスのStoreデータベースで管理しています。

Storeデータベースで管理されるパフォーマンスデータの,次のデータ格納先フォルダを変更したい場合は,jpcconf db defineコマンドで設定します。Storeデータベースの格納先フォルダを変更する前に収集したパフォーマンスデータが必要な場合は,jpcconf db defineコマンドの-moveオプションを使用してください。jpcconf db defineコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」を参照してください。

注※

Storeバージョン2.0使用時だけ設定できます。

jpcconf db defineコマンドで設定するオプション名,設定できる値の範囲などを次の表に示します。

表2‒5 パフォーマンスデータの格納先を変更するコマンドの設定項目

説明

オプション名

設定できる値(Storeバージョン1.0)※1

設定できる値(Storeバージョン2.0)※1

デフォルト値※2

パフォーマンスデータの保存先フォルダ

sd

1〜127バイトのフォルダ名

1〜214バイトのフォルダ名

インストール先フォルダ\agt2\store\インスタンス名

パフォーマンスデータのバックアップ先フォルダ

bd

1〜127バイトのフォルダ名

1〜211バイトのフォルダ名

インストール先フォルダ\agt2\store\インスタンス名\backup

パフォーマンスデータの部分バックアップ先フォルダ

pbd

1〜214バイトのフォルダ名

インストール先フォルダ\agt2\store\インスタンス名\partial

パフォーマンスデータをバックアップする場合の最大世代番号

bs

1〜9

1〜9

5

パフォーマンスデータのエクスポート先フォルダ

dd

1〜127バイトのフォルダ名

1〜127バイトのフォルダ名

インストール先フォルダ\agt2\store\インスタンス名\dump

パフォーマンスデータのインポート先フォルダ

id

1〜222バイトのフォルダ名

インストール先フォルダ\agt2\store\インスタンス名\import

(凡例)

−:設定できません。

注※1

フォルダ名は,Storeデータベースのデフォルト格納先フォルダ(インストール先フォルダ\agtc\store\インスタンス名)からの相対パスか,または絶対パスで指定してください。

注※2

論理ホストで運用する場合のデフォルト値については,「インストール先フォルダ」を「環境フォルダ\jp1pc」に読み替えてください。

なお,Storeバージョン1.0使用時は,jpcsto.iniファイルを直接編集して変更できます。jpcsto.iniファイルを編集する方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,インストールとセットアップについて説明している章を参照してください。