1.1.2 パフォーマンスデータの性質に応じた方法で収集できます
パフォーマンスデータは,「レコード」の形式で収集されます。各レコードは,「フィールド」と呼ばれるさらに細かい単位に分けられます。レコードおよびフィールドの総称を「データモデル」と呼びます。
レコードは,性質によって2つのレコードタイプに分けられます。どのレコードタイプでどのパフォーマンスデータが収集されるかは,PFM - Agent for Exchange Serverで定義されています。ユーザーは,PFM - Web Consoleを使用して,どのパフォーマンスデータのレコードを収集するか選択します。
PFM - Agent for Exchange Serverのレコードタイプを次に示します。
-
Product Intervalレコードタイプ(以降,PIレコードタイプと省略します)
PIレコードタイプのレコードには,1分ごとのプロセス数など,ある一定の時間(インターバル)ごとのパフォーマンスデータが収集されます。PIレコードタイプは,時間の経過に伴うシステムの状態の変化や傾向を分析したい場合に使用します。
-
Product Detailレコードタイプ(以降,PDレコードタイプと省略します)
PDレコードタイプのレコードには,現在起動しているプロセスの詳細情報など,ある時点でのシステムの状態を示すパフォーマンスデータが収集されます。PDレコードタイプは,ある時点でのシステムの状態を知りたい場合に使用します。
各レコードについては,「6. レコード」を参照してください。