付録H バージョンアップ手順とバージョンアップ時の注意事項
PFM - Agent for Dominoをバージョンアップするには,PFM - Agent for Dominoを上書きインストールします。インストールの操作の詳細については,「2. インストールとセットアップ(Windowsの場合)」「3. インストールとセットアップ(UNIXの場合)」「4. クラスタシステムでの運用」を参照してください。
Performance Managementプログラムをバージョンアップする場合の注意事項については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」のインストールとセットアップの章および付録にある,バージョンアップの注意事項について説明している個所を参照してください。
ここでは,PFM - Agent for Dominoをバージョンアップする場合の注意事項を示します。
注意
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バージョンアップする際には,古いバージョンのPFM - Agent for Dominoをアンインストールしないでください。アンインストールすると,古いバージョンで作成したパフォーマンスデータなども一緒に削除されてしまうため,新しいバージョンで使用できなくなります。
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PFM - Agent for Dominoを上書きインストールすると,次の項目が自動的に更新されます。
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Agent StoreサービスのStoreデータベースファイル
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iniファイル
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バージョン08-00以降のPerformance Managementプログラムでは,Store実行プログラム(Windowsの場合jpcsto.exe,UNIXの場合jpcsto)の配置先が変更されています。PFM - ManagerおよびPFM - Agentを08-00以降にバージョンアップする際に,旧配置先のStore実行プログラムは削除されます。
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以下の条件を満たす場合,インストールに失敗する場合があります。
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前バージョン(06-70〜,07-00〜)からの上書きインストールである。
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前バージョン(06-70〜,07-00〜)ですでにインスタンスを生成している。
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Lotus Dominoを「/opt/lotus(デフォルト)」以外にインストールしている。
この場合,以下の手順でインストールしてください。
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一時的に以下のファイルを作成する。ファイルとして存在していれば中身はなんでもよい。
OSの種類
ファイルへのパス
Solaris
/opt/lotus/notes/latest/sunspa/server
AIX
/opt/lotus/notes/latest/ibmpow/server
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PFM - Agent for Dominoをインストールする。
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jpcconf inst setupコマンドを使用して,各インスタンスの更新処理を行い,「Domino Program Directory」を,Lotus Dominoをインストールしているパスに変更する。
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1で作成したファイルを削除する。