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JP1 Version 11 JP1/Performance Management - Agent Option for HiRDB


RDAREA Detailed Status(PI_RDDS)

〈このページの構成〉

機能

RDAREA Detailed Status(PI_RDDS)レコードには,RDエリアについての,ある一定の時間を単位としたパフォーマンスデータが格納されます。このレコードは,複数インスタンスレコードです。RDエリアごとに1行作成されます。

注意
  • サーバまたはユニットの構成を変更した場合,最新の構成を反映するためにエージェントを再起動してください。

  • HiRDBの性能に影響を与えないために,Collection Intervalは少なくとも3600秒以上に設定してください。

  • データソースがpddbstコマンドのフィールドの値を収集する場合,HiRDB 07-01-/Aより前のバージョンのHiRDBでは,レコード収集時にグローバルバッファの性能が劣化するおそれがあります。

  • 共用RDエリアの場合,更新できるバックエンドサーバについての情報だけが収集されます。

  • pddbstコマンドから取得されるフィールドは,次に示す場合以外では,pddbstコマンドを実行できないため取得されません。

  1. 収集対象RDエリア種別が,データディクショナリ用RDエリア,データディクショナリLOB用RDエリア,ユーザ用RDエリア,ユーザLOB用RDエリア,レジストリ用RDエリア,およびレジストリLOB用RDエリアの場合。

  2. マニュアル「HiRDBコマンドリファレンス」の「RDエリアの状態によるユティリティ及びUAPの実行可否」で説明している,RDエリアがデータベース状態解析ユティリティを実行できる状態である場合。

    この場合,数値フィールドは0に,文字列フィールドは空白に設定されます。

  • RDエリア名の前方および後方に空白文字を含むRDエリアについては,動作が保証されません。

  • このレコードを収集すると,pddbstコマンドを同時に最大1個加算して実行します。マニュアル「HiRDBシステム定義」のpd_utl_exec_modeの説明を参照して,設定を見直してください。

  • このレコードは,jpcagtbdef.iniファイルによって収集対象のRDエリアを選択できます。jpcagtbdef.iniファイルを編集しない場合は,すべてのRDエリアに関するパフォーマンスデータを収集します。

    jpcagtbdef.iniファイルの設定方法については,「2.4 セットアップ」または「3.4 セットアップ」のインスタンス設定ファイルの設定に関する説明を参照してください。

デフォルト値および変更できる値

項目

デフォルト値

変更可否

Collection Interval

3600

Collection Offset

1400

Log

No

LOGIF

空白

Over 10 Sec Collection Time

Yes

×

ODBCキーフィールド

ライフタイム

RDエリアの作成から削除まで。

レコードサイズ

フィールド

各項目の詳細については,マニュアル「HiRDB コマンドリファレンス」のpddbls -r ALL -aコマンドとpddbst -k phys -fコマンドの実行結果の説明を参照してください。

PFM - View名

(PFM - Manager名)

説明

要約

形式

デルタ

データソース

Auto Extend Error Code

(AUTO_EXTEND_ERROR_CODE)

自動増分ができなかった場合のエラーコード。

COPY

ulong

No

pddbst -k phys -f -bのError Code値※13

Auto Extend Status

(AUTO_EXTEND_STATUS)

自動増分機能の抑止状態。

SUP:抑止されている状態。

NOSUP:抑止されていない状態。

COPY

string(8)

No

pddbst -k phys -f -bのAuto Extend Status値※13

Auto Extend Use

(AUTO_EXTEND_USE)

自動増分機能の使用状況。

USE:自動増分機能を使用している。

NOUSE:自動増分機能を使用していない。

COPY

string(8)

No

pddbst -k phys -f -bのAuto Extend Use値※13

Available Used Page %

(PERCENT_AVAIL_USED_PAGES)

使用中空きページ数の比率(単位は%)。

COPY

short

No

PERCENT_USED_PAGES-PERCENT_FULL_USED_PAGES※11

Available Used Pages

(AVAIL_USED_PAGES)

使用中空きページ数。

COPY

ulong

No

USED_PAGES-FULL_USED_PAGES※11

Buffer Name

(BUFFER_NAME)

グローバルバッファ名。

COPY

string(17)

No

pdbufls -k defのBUFFNAME値

Extension Segment Size

(EXTENSION_SEGMENT_SIZE)

増分セグメント数。RDエリアの増分指定がない場合は0。

COPY

ulong

No

ディクショナリ表※1

File Count

(FILE_COUNT)

HiRDBファイル数。

COPY

ulong

No

ディクショナリ表※1

Free %

(PERCENT_FREE)

未使用セグメントの割合(単位は%)。

COPY

float

No

100 * UNUSED_AREA_SEG / TOTAL_AREA_SEG

Free MBytes

(FREE_BYTES)

未使用セグメントの総容量(単位はメガバイト)。

COPY

double

No

UNUSED_AREA_SEG * SIZE_OF_PAGE * SEGMENT_SIZE

Freeze Specified

(FREEZE_SPECIFIED)

RDエリアが更新凍結されているかどうかの情報。

COPY

string(2)

No

pddbst -k phys -f -bのFreeze Specified値※4※13

Full Used Page %

(PERCENT_FULL_USED_PAGES)

満杯ページ数の比率(単位は%)。

COPY

short

No

pddbst -k phys -f -bのPageのFull列(%)の値※11※13

Full Used Pages

(FULL_USED_PAGES)

満杯ページ数。

COPY

ulong

No

pddbst -k phys -f -bのPageのFull列の値※11※13

Gen Number

(GEN_NUMBER)

該当するRDエリアの世代番号。

COPY

short

No

pddbst -k phys -f -bのGeneration Number値※6※13

Hold Code 1

(HOLD_CODE1)

該当するRDエリアの閉塞要因コード。

COPY

short

No

pddbst -k phys -f -bのHistory1のHold Code値※3※13

Hold Code 2

(HOLD_CODE2)

Hold Status 1の1つ前の閉塞要因コード情報。

COPY

short

No

pddbst -k phys -f -bのHistory2のHold Code値※3※13

Hold Status 1

(HOLD_STATUS1)

該当するRDエリアの閉塞種別。

1.「Error Shutdown」(障害閉塞)

2.「Command Shutdown」(HiRDBの障害検知によるコマンド閉塞)

3. pddbstが出力した値(「FLT」または「CMD」以外の値の場合)

4. 空白(それ以外の場合)

COPY

string(4)

No

pddbst -k phys -f -bのHistory1のHold Status値※2※13

Hold Status 2

(HOLD_STATUS2)

Hold Status 1の1つ前の閉塞情報。

COPY

string(4)

No

pddbst -k phys -f -bのHistory2のHold Status値※2※13

Hold Time 1

(HOLD_TIME1)

該当するRDエリアの閉塞時刻。

COPY

time_t

No

pddbst -k phys -f -bのHistory1のHold Time値※3※13

Hold Time 2

(HOLD_TIME2)

Hold Status 1の1つ前の閉塞時刻情報。

COPY

time_t

No

pddbst -k phys -f -bのHistory2のHold Time値※3※13

I/O Ops/sec

(IO_RATE)

予備領域。

HILO

float

No

常に0

Index Count

(N_INDEX)

格納インデックス数(定義数)。

COPY

ulong

No

ディクショナリ表※1

Interval

(INTERVAL)

情報が収集される間隔(単位は秒)。

COPY

ulong

No

Agent Collector

Last Segment

(LAST_SEGMENT)

使用されているセグメントの最後を示す位置情報。Segment OverがYのときは,常に最後のセグメントを示す。

COPY

ulong

No

pddbst -k phys -f -bのLast Segment値の分子※8※13

Lobmap Over

(LOBMAP_OVER)

LOB管理エントリがすべて使用されているかどうかの情報。

Y:すべて使用されている。

N:未使用のエントリが残っている。

COPY

string(2)

No

pddbst -k phys -f -bのLobmap Over値※7※13

Mbytes

(BYTES)

RDエリア容量(単位はメガバイト)。

COPY

double

No

TOTAL_AREA_SEG * SIZE_OF_PAGE * SEGMENT_SIZE

Original RDAREA Name

(ORIG_RDAREA_NAME)

オリジナルRDエリア名。

COPY

string(31)

No

pddbst -k phys -f -bのOriginal RD Area Name値※5※13

Page Size

(SIZE_OF_PAGE)

ページ長(単位はバイト)。

COPY

ulong

No

ディクショナリ表※1

RDAREA Name

(RDAREA_NAME)

RDエリア名。

COPY

string(31)

No

pddbls -r ALL -aのRDAREA値

RDAREA Status

(RDAREA_STATUS)

RDエリアの状態。指定できる値は次のとおり。

CLOSE,CLOSE HOLD,CLOSE HOLD(INQ),CLOSE HOLD(CMD),CLOSE HOLD(BU),CLOSE HOLD(BU I),CLOSE HOLD(BU W),CLOSE HOLD(BU IW),CLOSE HOLD(SYNC),CLOSE HOLD(ORG),CLOSE ACCEPT-HOLD,HOLD,HOLD(INQ),HOLD(CMD),HOLD(BU),HOLD(BU I),HOLD(BU W),HOLD(BU IW),HOLD(SYNC),HOLD(ORG),ACCEPT-HOLD,OPEN

COPY

string(18)

No

pddbls -r ALL -aのSTATUS値

RDAREA Type

(RDAREA_TYPE)

RDエリア種別。指定できる値は次のとおり。

MAST,DDIR,DDIC,DLOB,USER,ULOB,LIST,RGST,RLOB

COPY

string(5)

No

pddbls -r ALL -aのTYPE値

Reads/sec

(READS_RATE)

予備領域。

HILO

float

No

常に0

Record Time

(RECORD_TIME)

レコードが作成された時刻。

COPY

time_t

No

Agent Collector

Record Type

(SZRECORDTYPE)

レコードタイプ識別子。

COPY

char(8)

No

Agent Collector

Replica RDAREAs

(REPLICA_RDAREAS)

レプリカRDエリアの数。

COPY

short

No

pddbst -k phys -f -bのReplica RD Area Count値※6※13

Segment Over

(SEGMENT_OVER)

LOB用RDエリアが乱れているかどうかの情報。

Y:乱れている。

N:乱れていない。

COPY

string(2)

No

pddbst -k phys -f -bのSegment Over値※7※13

Segment Size

(SEGMENT_SIZE)

セグメントサイズ(単位はページ)。

COPY

ulong

No

ディクショナリ表※1

Server Name

(SERVER_NAME)

サーバ名。

COPY

string(9)

No

pddbls -r ALL -aのSERVER値

Table Count

(N_TABLE)

格納表数(定義数)。

COPY

ulong

No

ディクショナリ表※1

Total Pages

(TOTAL_PAGES)

RDエリア内のセグメント中のページ数の合計(使用中ページ数+未使用ページ数)。

COPY

ulong

No

pddbst -k phys -f -bのPageのSum列の値※12※13

Total RDAREA Segments

(TOTAL_AREA_SEG)

RDエリア内の全セグメント数。

COPY

double

No

pddbls -r ALL -aのSEGMENT値の分母

Unused Page %

(PERCENT_UNUSED_PAGES)

未使用ページ数の比率(単位は%)。

COPY

short

No

100-PERCENT_USED_PAGES

Unused Pages

(UNUSED_PAGES)

未使用ページ数。

COPY

ulong

No

TOTAL_PAGES-USED_PAGES

Unused RDAREA Segments

(UNUSED_AREA_SEG)

RDエリア内の未使用セグメント数。

COPY

double

No

pddbls -r ALL -aのSEGMENT値の分子

Used %

(PERCENT_USED)

使用中セグメントの割合(単位は%)。

COPY

float

No

100 * (TOTAL_AREA_SEG -UNUSED_AREA_SEG) / TOTAL_AREA_SEG

Used MBytes

(USED_BYTES)

使用中セグメントの総容量(単位はメガバイト)。

COPY

double

No

(TOTAL_AREA_SEG - UNUSED_AREA_SEG) * SIZE_OF_PAGE * SEGMENT_SIZE

Used Page %

(PERCENT_USED_PAGES)

使用中ページ数の比率(単位は%)。

COPY

short

No

pddbst -k phys -f -bのPageのUsed列(%)の値※10※13

Used Pages

(USED_PAGES)

使用中ページ数。

COPY

ulong

No

pddbst -k phys -f -bのPageのUsed列の値※9※13

Used RDAREA Segments

(USED_AREA_SEG)

RDエリア内の使用中セグメント数。

COPY

ulong

No

TOTAL_AREA_SEG-UNUSED_AREA_SEG

Writes/sec

(WRITES_RATE)

予備領域。

HILO

float

No

常に0

注※1

次に示すSQL文の結果です。

select RDAREA_NAME,RDAREA_ID,RDAREA_TYPE,PAGE_SIZE,SEGMENT_SIZE,FILE_COUNT,N_TABLE,N_INDEX,EXTENSION_SEGMENT_SIZE from "MASTER".SQL_RDAREAS

注※2

HiRDB 06-00以前のバージョンのHiRDBでは空白になります。

注※3

HiRDB 06-00以前のバージョンのHiRDBでは0になります。

注※4

LOB用RDエリア以外の場合は空白になります。

HiRDB 06-01以前のバージョンのHiRDBでは必ず空白になります。

注※5

HiRDB Staticizer Optionがインストールされていない場合は空白になります。

HiRDB 06-00以前のバージョンのHiRDBでは必ず空白になります。

注※6

HiRDB Staticizer Optionがインストールされていない場合は0になります。

HiRDB 06-00以前のバージョンのHiRDBでは必ず0になります。

注※7

LOB用RDエリア以外の場合は空白になります。

注※8

LOB用RDエリア以外の場合は0になります。

注※9

LOB用RDエリアの場合はUSED_AREA_SEGの値と等しくなります。

注※10

LOB用RDエリアの場合はPERCENT_USEDの値と等しくなります。

注※11

LOB用RDエリアの場合は必ず0になります。

注※12

LOB用RDエリアの場合はTOTAL_AREA_SEGの値と等しくなります。

注※13

pddbstの-bオプションは,HiRDB 07-01-/A以降のHiRDBで指定されます。