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JP1 Version 11 JP1/Performance Management - Agent Option for HiRDB


HiRDB File System Area Status(PI_FSST)

〈このページの構成〉

機能

HiRDB File System Area Status(PI_FSST)レコードには,作業表用ファイル用のHiRDBファイルシステム領域についての,ある一定の時間を単位としたパフォーマンスデータが格納されます。このレコードは,複数インスタンスレコードです。作業表用ファイル用のHiRDBファイルシステム領域とサーバの組み合わせごとに1行作成されます。

注意
  • サーバまたはユニットの構成を変更した場合,最新の構成を反映するためにエージェントを再起動してください。

  • HiRDBの性能に影響を与えないために,Collection Intervalは少なくとも600秒以上に設定してください。

  • 作業表用HiRDBファイルシステム領域の構成を変更した場合,最新の構成を反映するためにエージェントを再起動してください。

  • HiRDB/パラレルサーバの場合,Agent Collector サービスが稼働するホストのうち,システムマネジャが稼働するホスト上のHiRDBファイルシステム領域の情報だけを収集できます。稼働していない非マネジャユニットの情報は収集できません。

  • 稼働OSがWindowsで,IPアドレス引き継ぎなしのスタンバイ型系切り替え,または1:1スタンバイレス型系切り替えのユニットの場合,HiRDB 07-00以降の場合だけユニットの情報を収集できます。

  • jpcagtbdef.iniファイルの指定が間違っている場合,間違って指定したホストまたはユニットに存在する作業表用HiRDBファイルシステム領域の情報は収集しません。

デフォルト値および変更できる値

項目

デフォルト値

変更可否

Collection Interval

3600

Collection Offset

480

Log

No

LOGIF

空白

Over 10 Sec Collection Time

Yes

×

ODBCキーフィールド

ライフタイム

HiRDBファイルシステム領域の作成から削除まで。

レコードサイズ

フィールド

各項目の詳細については,マニュアル「HiRDB コマンドリファレンス」のpdfstatfs -d -bコマンドの実行結果の説明を参照してください。

PFM - View名

(PFM - Manager名)

説明

要約

形式

デルタ

データソース

Available Expand Count

(AVAIL_EXPAND_COUNT)

HiRDBファイルシステム領域の増分回数の上限値。

COPY

long

No

pdfstatfs -d -bのavailable expand count値

Available File Size

(AVAIL_FILE_SIZE)

HiRDBファイルシステム領域で1つのファイルとして確保できる容量の最大値(単位はメガバイト)。

HILO

double

No

pdfstatfs -d -bのavailable file size値

Current Expand Count

(CURRENT_EXPAND_COUNT)

HiRDBファイルシステム領域の増分回数合計値。

COPY

long

No

pdfstatfs -d -bのcurrent expand count値

Current File Count

(CURRENT_FILE_COUNT)

作成済みのHiRDBファイルの数。

COPY

long

No

pdfstatfs -d -bのcurrent file count値

Free Area Count

(FREE_AREA_COUNT)

不連続な空き領域の総数。

COPY

long

No

pdfstatfs -d -bのfree area count値

HiRDB File System Area Name

(FS_NAME)

HiRDBファイルシステム領域名。

COPY

string(1024)

No

  • シングルサーバ定義のpdworkオペランドの-v指定値

  • ディクショナリサーバ定義のpdworkオペランドの-v指定値

  • バックエンドサーバ定義のpdworkオペランドの-v指定値

Interval

(INTERVAL)

情報が収集される間隔(単位は秒)。

COPY

ulong

No

Agent Collector

Peak Capacity

(PEAK_CAPACITY)

HiRDBファイルシステム領域中に割り当てられた領域の最大値を0にリセットした時点から現在までの期間のユーザー最大使用量(単位はメガバイト)。※1

COPY

double

No

pdfstatfs -d -bのpeak capacity値

Peak Usage %

(PERCENT_PEAK_USAGE)

HiRDBファイルシステム領域で1つのファイルとして確保できる容量の最大値に対する現時点でのユーザー最大使用量の使用率(単位は%)。※1

COPY

float

No

100 * PEAK_CAPACITY /USER_AREA_CAPACITY

Record Time

(RECORD_TIME)

レコードが作成された時刻。

COPY

time_t

No

Agent Collector

Record Type

(SZRECORDTYPE)

レコードタイプ識別子。

COPY

char(8)

No

Agent Collector

Remaining File Count

(REMAINING_FILE_COUNT)

作成できるHiRDBファイルの数(最大作成可能ファイル数-作成済みファイル数)。

COPY

long

No

pdfstatfs -d -bのremain file count値

Remaining User Area

(REMAIN_USER_AREA)

ユーザーに割り当てられた領域の中で,未使用領域(HiRDBファイルとして割り当てられていない領域)の容量(単位はメガバイト)。

HILO

double

No

pdfstatfs -d -bのremain user area capacity値

Sector Size

(SECTOR_SIZE)

HiRDBファイルシステム領域のセクタ長。pdfmkfsコマンドの-sオプションで指定したセクタ長(省略時は1,024)となる(単位はバイト)。

COPY

short

No

pdfstatfs -d -bのsector size値※2

Server Name

(SERVER_NAME)

サーバ名。

COPY

string(9)

No

  • pdls -d svrのSVID値

  • pdsys

User Area Capacity

(USER_AREA_CAPACITY)

ユーザー領域のHiRDBファイルシステム領域の容量(単位はメガバイト)。

COPY

double

No

pdfstatfs -d -bのuser area capacity値

注※1

該当するHiRDBファイルシステム領域に対して,pdfstatfsコマンドを-cオプション指定で実行するまではPEAK_CAPACITY値がクリアされないため,このフィールドが減少することはありません。

注※2

HiRDB 06-00以前のバージョンのHiRDBでは0になります。