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JP1 Version 11 JP1/Performance Management - Agent Option for HiRDB


Work File

〈このページの構成〉

概要

Work Fileアラームは,作業表用ファイル(SQL文を実行するときに必要とする一時的な情報を格納するファイル)用のHiRDBファイルシステム領域の使用率を監視します。

主な設定

PFM - Web Consoleのアラームのプロパティ

設定値

項目

詳細項目

基本情報

プロダクト

HiRDB(5.0)

アラームメッセージテキスト

The peak usage rate of a work file is too high.

アラームを有効にする

する

アラーム通知

状態が変化した時に通知する

通知対象

アラームの状態変化

すべてのデータを評価する

しない

監視時刻範囲

常に監視する

発生頻度を満たした時にアラーム通知する

しない

インターバル中

回しきい値超過

アラーム条件式

レコード

PI File System Area Status(PI_FSST)

フィールド

Peak Usage %

異常条件

Peak Usage % >= 90

警告条件

Peak Usage % >= 80

アクション

Eメール

コマンド

SNMP

異常,警告,正常

(凡例)

−:設定は常に無効です。

対策

次の表に示す要因が考えられます。作業表用ファイルの見積もりを見直してどの要因が該当するかを特定してください。作業表用ファイルの見積もりについては,マニュアル「HiRDB システム導入・設計ガイド」の作業表用ファイルの容量の見積もりに関する説明を参照してください。

表5‒2 Work Fileアラーム発生の要因

項番

要因

1

作業表用ファイル用に割り当てたHiRDBファイルシステム領域全体の容量が不足している。

2

作成できる作業表用ファイルの数が不足している。

3

1つの作業表用ファイル用HiRDBファイルシステム領域の容量が不足している。

判明した要因と正しい見積もり値を基に,次の手順で作業表用ファイル用のHiRDBファイルシステム領域を増やしてください。

  1. HiRDBを正常停止する。

  2. 次のどちらかの方法で作業表用ファイルシステム領域を増やす。要因が項番3の場合は(b)を実行すること。

    (a)現在のHiRDBファイルシステム領域を増やす。

    (b)新たにHiRDBファイルシステム領域を追加する。

  3. 新たに追加した場合(2. (b))は,システム定義の該当するpdworkオペランドを変更する。

  4. HiRDBを起動する。

注意

新しいHiRDBファイルシステム領域を追加した場合,アラームが発生したHiRDBファイルシステム領域については対策後にアラームが停止するように,pdfstatfsコマンドを-c指定で実行してHiRDBファイルシステム領域中に割り当てられた領域の最大値を0にクリアしてください。

関連レポート

Reports/HiRDB/Monthly Trend/Advanced/Work File Chart(4.5)