3.2.6 障害発生時の資料採取の準備
トラブルが発生した場合に調査資料として,コアダンプファイルが必要になることがあります。コアダンプファイルの出力はユーザーの環境設定に依存するため,次に示す設定を確認しておいてください。
- コアダンプファイルのサイズ設定
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コアダンプファイルの最大サイズは,rootユーザーのコアダンプファイルのサイズ設定(ulimit -c)によって制限されます。次のようにスクリプトを設定してください。
ulimit -c unlimited
この設定が,ご使用のマシンのセキュリティポリシーに反する場合は,これらのスクリプトの設定を次のようにコメント行にしてください。
# ulimit -c unlimited
- 注意事項
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コメント行にした場合,プロセスで発生したセグメンテーション障害やバス障害などのコアダンプファイルの出力契機に,コアダンプが出力されないため,調査できないおそれがあります。
- コアダンプに関連するカーネルパラメーターの設定(Linux限定)
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Linuxのカーネルパラメーター(kernel.core_pattern)で,コアダンプファイルの出力先,およびファイル名をデフォルトの設定から変更している場合,コアダンプファイルを採取できないときがあります。このため,Linuxのカーネルパラメーター(kernel.core_pattern)の設定は変更しないことをお勧めします。