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JP1 Version 11 JP1/Performance Management - Agent Option for HiRDB


1.1.4 HiRDBの運用上の問題点を通知できます

PFM - Agent for HiRDBで収集したパフォーマンスデータは,HiRDBのパフォーマンスをレポートとして表示するのに利用できるだけでなく,HiRDBを運用していて問題が起こったり,障害が発生したりした場合にユーザーに警告することもできます。

例えば,各サーバの排他資源テーブルの平均使用率が80%を上回った場合,ユーザーにEメールで通知するとします。このように運用するために,「各サーバの排他資源テーブルの平均使用率が80%を上回る」を異常条件のしきい値として,そのしきい値に達した場合,Eメールをユーザーに送信するように設定します。しきい値に達した場合に取る動作を「アクション」と呼びます。アクションには,次の種類があります。

しきい値やアクションを定義したものを「アラーム」と呼びます。1つ以上のアラームを1つのテーブルにまとめたものを「アラームテーブル」と呼びます。アラームテーブルを定義したあと,PFM - Agent for HiRDBと関連づけます。アラームテーブルとPFM - Agent for HiRDBとを関連づけることを「バインド」と呼びます。バインドすると,PFM - Agent for HiRDBによって収集されているパフォーマンスデータが,アラームで定義したしきい値に達した場合,ユーザーに通知できるようになります。

このように,アラームおよびアクションを定義すると,HiRDBの運用上の問題を早期に発見し,対処できます。

アラームおよびアクションの設定方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,アラームによる稼働監視について説明している章を参照してください。