2.4.2 インスタンス環境の更新の設定
インスタンス環境を更新したい場合は,インスタンス名を確認し,インスタンス情報を更新します。インスタンス情報の設定は,PFM - Agentホストで実施します。
更新する情報は,次の表であらかじめ確認してください。DB2のインスタンス情報の詳細については,DB2のマニュアルを参照してください。
項目 |
説明 |
設定できる値 |
デフォルト値 |
---|---|---|---|
db2_instance |
この値は更新できる。DB2のインスタンス名を指定する。 |
8バイト以内の半角英数字。 ただし,次の文字は指定できない。
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− |
db2_node |
この値は更新できる。DB2のノード名を指定する。 |
− |
|
db2_name |
この値は更新できる。DB2のデータベース名を指定する。 |
− |
|
db2_user |
この値は更新できる。DB2のデータベースに接続できるユーザー名を指定する。 次のどれかの権限を持つこと。
またcollect_additional_infoに「y」を指定した場合は次のどれかの権限も必要。
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− |
|
db2_password |
この値は更新できる。db2_userで指定したユーザーのパスワードを指定する。 |
64バイト以内の半角英数字。 ただし,次の文字は指定できない。
|
− |
attach_retry |
この値は更新できる。DB2インスタンス接続リトライ回数を指定する。 |
0〜99(単位:回数)。 |
0 |
attach_waittime |
この値は更新できる。DB2インスタンス接続リトライ間隔を指定する。 |
0〜600(単位:秒)。 |
0 |
db2_activate |
この値は更新できる。DB2を活動化状態にするかどうかを指定する。 |
yまたはn |
n |
db2_dir |
この値は更新できる。DB2のインストールパスを指定する。 |
255バイト以内のディレクトリパス |
/opt/IBM/db2/V9.1 |
collect_additional_info |
この値は更新できる。DB2の特定の機能を使用する場合に,スナップショットに加えSQLによる追加情報を収集するかどうかを指定する。 "y":追加情報を収集する "n":追加情報を収集しない |
yまたはn |
n |
- (凡例)
-
−:なし
インスタンス名を確認するには,jpcconf inst listコマンドを使用します。また,インスタンス環境を更新するには,jpcconf inst setupコマンドを使用します。
インスタンス環境を更新する手順を次に示します。複数のインスタンス環境を更新する場合は,この手順を繰り返し実施します。
-
インスタンス名を確認する。
PFM - Agent for DB2を示すサービスキーを指定して,jpcconf inst listコマンドを実行します。
jpcconf inst list -key DB2
設定されているインスタンス名がdb2instの場合,db2instと表示されます。
-
更新したいインスタンス環境のPFM - Agent for DB2のサービスが起動されている場合は,停止する。
サービスの停止方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,Performance Managementの起動と停止について説明している章を参照してください。
jpcconf inst setupコマンド実行時に,更新したいインスタンス環境のサービスが起動されている場合は,確認メッセージが表示され,サービスを停止できます。サービスを停止した場合は,更新処理が続行されます。サービスを停止しなかった場合は,更新処理が中断されます。
-
PFM - Agent for DB2を示すサービスキーおよびインスタンス名を指定して,jpcconf inst setupコマンドを実行する。
インスタンス名db2instのインスタンス環境を更新する場合,次のように指定してコマンドを実行します。
jpcconf inst setup -key DB2 -inst db2inst
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DB2のインスタンス情報を更新する。
表2-10に示した項目を,コマンドの指示に従って入力します。現在設定されている値が表示されます(ただし,db2_passwdの値は表示されません)。表示された値を変更しない場合は,リターンキーだけを押してください。
すべての入力が終了すると,インスタンス環境が更新されます。
-
更新したインスタンス環境のサービスを再起動する。
サービスの起動方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,Performance Managementの起動と停止について説明している章を参照してください。
- 注意
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更新できない項目の値を変更したい場合は,インスタンス環境を削除したあと,再作成してください。
コマンドについては,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。