4.9.1 インスタンス環境の更新の設定
クラスタシステムでインスタンス環境を更新したい場合は,論理ホスト名とインスタンス名を確認し,インスタンス情報を更新します。インスタンス情報の設定は,実行系ノードのPFM - Agentホストで実施します。
更新する情報については,Windowsの場合は「2.4.2 インスタンス環境の更新の設定」,UNIXの場合は「3.4.2 インスタンス環境の更新の設定」を参照して,あらかじめ確認してください。Oracleのインスタンス情報の詳細については,Oracleのマニュアルを参照してください。
論理ホスト名とインスタンス名を確認するには,jpcconf ha listコマンドを使用します。また,インスタンス環境を更新するには,jpcconf inst setupコマンドを使用します。
インスタンス環境を更新する手順を次に示します。複数のインスタンス環境を更新する場合は,この手順を繰り返し実施します。
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論理ホスト名とインスタンス名を確認する。
更新したいインスタンス環境で動作しているPFM - Agent for Oracleを示すサービスキーを指定して,jpcconf ha listコマンドを実行します。
例えば,PFM - Agent for Oracleの論理ホスト名とインスタンス名を確認したい場合,次のように指定してコマンドを実行します。
- Windowsの場合
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jpcconf ha list -key Oracle
- UNIXの場合
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jpcconf ha list -key Oracle
設定されている論理ホスト名がjp1_Ora,インスタンス名がOra1の場合,次のように表示されます。
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更新したいインスタンス環境のPFM - Agent for Oracleのサービスが起動されている場合は,クラスタソフトからサービスを停止する。
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手順2で共有ディスクがアンマウントされる場合は,クラスタソフトからの操作やボリュームマネージャの操作などで,共有ディスクをマウントする。
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更新したいインスタンス環境のPFM - Agent for Oracleを示すサービスキーおよびインスタンス名を指定して,jpcconf inst setupコマンドを実行する。
例えば,PFM - Agent for Oracleの論理ホスト名がjp1_Ora,インスタンス名がOra1のインスタンス環境を更新する場合,次のように指定してコマンドを実行します。
- Windowsの場合
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jpcconf inst setup -key Oracle -lhost jp1_Ora -inst Ora1
- UNIXの場合
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jpcconf inst setup -key Oracle -lhost jp1_Ora -inst Ora1
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Oracleのインスタンス情報を更新する。
PFM - Agent for Oracleのインスタンス情報を,コマンドの指示に従って入力します。PFM - Agent for Oracleのインスタンス情報については,Windowsの場合は「2.4.2 インスタンス環境の更新の設定」,UNIXの場合は「3.4.2 インスタンス環境の更新の設定」を参照してください。現在設定されている値が表示されます(ただしoracle_passwdの値は表示されません)。表示された値を変更しない場合は,リターンキーだけを押してください。すべての入力が終了すると,インスタンス環境が更新されます。
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更新したインスタンス環境のサービスを,クラスタソフトから再起動する。
サービスの起動方法および停止方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,Performance Managementの起動と停止について説明している章を参照してください。
- 注意
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更新できない項目の値を変更したい場合は,インスタンス環境を削除したあと,再作成してください。
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Oracleを監視するアカウントを変更する場合は,次の手順を実施してください。
1. 変更前のアカウントが作成したオブジェクトを削除する。
2. 変更後のアカウントで,新しくオブジェクトを登録する。
なお,アカウントを変更しても,パフォーマンスデータは削除されません。
オブジェクトを削除する方法については,Windowsの場合は「2.2.2(1)(b) Oracle Databaseへ登録したオブジェクトを削除する」,UNIXの場合は「3.2.2(1)(b) Oracle Databaseへ登録したオブジェクトを削除する」を参照してください。オブジェクトを登録する方法については,Windowsの場合は「2.1.4(4)(b) Oracle Databaseへオブジェクトを登録する」,UNIXの場合は「3.1.4(4)(b) Oracle Databaseへオブジェクトを登録する」を参照してください。
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コマンドについては,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。