2.3.9 プロセッサ情報収集時の注意点
仮想化システム上で収集するプロセッサの使用率は,意図した値にならないことがあります。これは,仮想化システムがプロセッサのリソースの分割とほかの論理パーティションへの動的割り当てを行うためです。例えば,高負荷によって特定の論理パーティションでプロセッサリソースを大量に使用している場合は,別の論理パーティションでは少ないプロセッサリソースしか使えないことがあります。
また,ある論理パーティションのアプリケーションが物理的なプロセッサを使用している場合,別の論理パーティションのジョブが稼働中として待たされることがあります。このような場合には,プロセッサ使用率が正確に計測できません。