7.2.1 パフォーマンスデータの収集と管理について
Performance Managementのパフォーマンスデータの収集と管理に関するトラブルの対処方法を次に示します。このほかの対処方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」を参照してください。
(1) PFM - RM for Microsoft SQL Serverを起動してもパフォーマンスデータが収集されない
次の方法で対処してください。
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監視対象ホストの起動状態を確認してください。
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ファイアウォールを挟んでPFM - RM for Microsoft SQL Serverと監視対象を配置している場合,ファイアウォールの通過ポートの設定を見直してください。
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Microsoft SQL Serverの起動状態を確認し,停止している場合は起動してください。
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監視対象のセットアップ時の設定を見直してください。
jpcconf target setupコマンドを実行して,各項目に正しい値を設定し直してください。
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インスタンス環境のセットアップ時の設定を見直してください。
jpcconf inst setupコマンドを実行して,各項目に正しい値を設定し直してください。
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Microsoft SQL Serverと次の構成で通信している場合,PFM - RMホストのSQLクライアント設定ユーティリティなどで,64ビットの[別名]を設定しているか確認してください。
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プロトコルの設定でTCP/IPを使用して,Microsoft SQL Serverの標準以外のポート番号を設定している
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名前付きパイプを使用している
PFM - RM for Microsoft SQL Server 11-50以降では,PFM - RMホストのSQLクライアント設定ユーティリティなどで64ビットの[別名]を設定してください。
バージョン11-10以前は32ビットの[別名]を設定する必要がありましたが,バージョン11-50以降で設定個所が変更になっていますので,バージョン11-10以前からバージョンアップする場合には注意してください。
[別名]の設定については,「2.1.4(2)(e) Microsoft SQL Serverの標準以外のポート番号や名前付きパイプで接続する場合の注意事項」または「3.3.1(5) Microsoft SQL Serverの標準以外のポート番号や名前付きパイプで接続する場合の注意事項」を参照してください。
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コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。