2.6.4 KVMの場合
KVMを監視するためのインスタンス環境の設定例を説明します。
- 〈この項の構成〉
(1) 想定するKVM環境
この節の説明で想定するKVM環境を,次に示します。
- 監視対象ホスト
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仮想環境ソフトウェア:KVM
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物理サーバのホスト名:vm-host
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ログインユーザー名:user01
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ログインパスワード:なし
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ドメイン名:なし
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- PFM - RMホスト
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ログインユーザー名:vmuser
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ログインパスワード:vmpass
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ドメイン名:vmdomain
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SSHクライアント:C:\Program Files\PuTTY\plink.exe
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秘密鍵ファイル:C:\Program Files\PuTTY\agt8.ppk
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(2) インスタンス環境の設定例
インスタンス環境の設定時のコマンド実行例を次に示します。
C:\Program Files\Hitachi\jp1pc\tools>jpcconf inst setup -key RMVM -inst kvm1 …1 VM_Type [vmware] :kvm<Enter> …2 Interval [300] :<Enter> …3 Std_Category [Y] :<Enter> …4 Cpu_Category [Y] :<Enter> …5 Memory_Category [Y] :<Enter> …6 Disk_Category [Y] :<Enter> …7 Network_Category [Y] :<Enter> …8 HostUserID [] :vmuser<Enter> …9 HostPassword [] :vmpass<Enter> …10 Re-enter :vmpass<Enter> HostDomain [] :vmdomain<Enter> …11 SSH_Client [] :C:\Program Files\PuTTY\plink.exe<Enter> …12 Log_Size (MB) [16] :<Enter> …13 UseVcpuMax [N] :<Enter> …14 KAVE05080-I インスタンス環境を作成しています (servicekey=RMVM, inst=kvm1) KAVE05081-I インスタンス環境が作成されました (servicekey=RMVM, inst=kvm1)
- (凡例)
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<Enter>:Enterキーを押すことを示します。
…1〜14:設定手順の中で,対応する手順番号を示します。
インスタンス環境の設定手順を次に示します。
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jpcconf inst setupコマンドを実行する。
インスタンス名に任意の名称を指定します。
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VM_Typeを設定する。
「kvm」を入力し,Enterキーを押します。
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Intervalを設定する。
デフォルト値(300)を使用するため,値を入力しないでEnterキーを押します。
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Std_Categoryを設定する。
デフォルト値(Y)を使用するため,値を入力しないでEnterキーを押します。
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Cpu_Categoryを設定する。
デフォルト値(Y)を使用するため,値を入力しないでEnterキーを押します。
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Memory_Categoryを設定する。
デフォルト値(Y)を使用するため,値を入力しないでEnterキーを押します。
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Disk_Categoryを設定する。
デフォルト値(Y)を使用するため,値を入力しないでEnterキーを押します。
-
Network_Categoryを設定する。
デフォルト値(Y)を使用するため,値を入力しないでEnterキーを押します。
-
HostUserIDを設定する。
接続に使用するPFM - RMホストのユーザー名「vmuser」を入力して,Enterキーを押します。
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HostPasswordを設定する。
HostUserIDに設定したユーザーIDのパスワード「vmpass」を入力して,Enterキーを押します。確認のために再入力を要求されるので,再度「vmpass」を入力して,Enterキーを押します。
- 注意
-
入力中の文字列は,画面に表示されません。
-
HostDomainを設定する。
PFM - RMホストが所属するドメイン名「vmdomain」を入力して,Enterキーを押します。
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SSH_Clientを設定する
接続に利用するSSHコマンドのファイル名「C:\Program Files\PuTTY\plink.exe」を入力して,Enterキーを押します。
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Log_Sizeを設定する。
デフォルト値(16メガバイト)を使用するため,値を入力しないでEnterキーを押します。
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UseVcpuMaxを設定する。
KVMでは使用しないため,値を入力しないでEnterキーを押します。
(3) 監視対象の設定例
監視対象の設定時のコマンド実行例を次に示します。
C:\Program Files\Hitachi\jp1pc\tools>jpcconf target setup -key RMVM -inst kvm1 -target vm-host …1 Target Host [] :vm-host <Enter> …2 VM_Host [] :<Enter> …3 Security [1] :<Enter> …4 Port [0] :<Enter> …5 UserID :user01<Enter> …6 Password [] :<Enter> …7 Domain [] :<Enter> …8 Private_Key_File [] :C:\Program Files\PuTTY\agt8.ppk<Enter> …9 KAVE05361-I 監視対象を追加しています (servicekey=RMVM, inst=kvm1, target=vm-host) KAVE05362-I 監視対象が追加されました (servicekey=RMVM, inst=kvm1, target=vm-host)
- (凡例)
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<Enter>:Enterキーを押すことを示します。
…1〜9:設定手順の中で,対応する手順番号を示します。
監視対象の設定手順を次に示します。
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jpcconf target setupコマンドを実行する。
ここでは,監視対象の名前として物理サーバのホスト名である「vm-host」を指定しています。
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Target Hostを設定する。
物理サーバのホスト名である「vm-host」を入力し,Enterキーを押します。
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VM_Hostを設定する。
Target Hostの設定値を使用するため,値を入力しないでEnterキーを押します。
-
Securityを設定する。
KVMでは使用しないため,値を入力しないでEnterキーを押します。
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Portを設定する。
デフォルト値(0)を使用するため,,値を入力しないでEnterキーを押します。
-
UserIDを設定する。
接続に利用するユーザー名「user01」を入力し,Enterキーを押します。
-
Passwordを設定する。
KVMでは使用しないため,値を入力しないでEnterキーを押します。
-
Domainを設定する。
KVMでは使用しないため,値を入力しないでEnterキーを押します。
-
Private_Key_Fileを設定する。
SSH接続に利用する秘密鍵ファイル名「C:\Program Files\PuTTY\agt8.ppk」を入力して,Enterキーを押します。