2.6.2 Hyper-Vの場合
Hyper-Vを監視するためのインスタンス環境の設定例を説明します。
(1) 想定するHyper-V環境
この節の説明で想定するHyper-V環境を,次に示します。
- 監視対象ホスト
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仮想環境ソフトウェア:Hyper-V
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物理サーバのホスト名:vm-host
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ログインユーザー名:user01
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ログインパスワード:pass01
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ドメイン名:domain01
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- PFM - RMホスト
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ログインユーザー名:vmuser
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ログインパスワード:vmpass
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ドメイン名:vmdomain
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(2) インスタンス環境の設定例
インスタンス環境の設定時のコマンド実行例を次に示します。
C:\Program Files\Hitachi\jp1pc\tools>jpcconf inst setup -key RMVM -inst hyperv1 …1 VM_Type [vmware] :hyperv<Enter> …2 Interval [300] :<Enter> …3 Std_Category [Y] :<Enter> …4 Cpu_Category [Y] :<Enter> …5 Memory_Category [Y] :<Enter> …6 Disk_Category [Y] :<Enter> …7 Network_Category [Y] :<Enter> …8 HostUserID [] :vmuser<Enter> …9 HostPassword [] :vmpass<Enter> …10 Re-enter :vmpass<Enter> HostDomain [] :vmdomain<Enter> …11 SSH_Client [] :<Enter> …12 Log_Size (MB) [16] :<Enter> …13 UseVcpuMax [N] :<Enter> …14 KAVE05080-I インスタンス環境を作成しています (servicekey=RMVM, inst=hyperv1) KAVE05081-I インスタンス環境が作成されました (servicekey=RMVM, inst=hyperv1)
- (凡例)
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<Enter>:Enterキーを押すことを示します。
…1〜14:設定手順の中で,対応する手順番号を示します。
インスタンス環境の設定手順を次に示します。
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jpcconf inst setupコマンドを実行する。
インスタンス名に任意の名称を指定します。
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VM_Typeを設定する。
「hyperv」を入力し,Enterキーを押します。
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Intervalを設定する。
デフォルト値(300)を使用するため,値を入力しないでEnterキーを押します。
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Std_Categoryを設定する。
デフォルト値(Y)を使用するため,値を入力しないでEnterキーを押します。
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Cpu_Categoryを設定する。
デフォルト値(Y)を使用するため,値を入力しないでEnterキーを押します。
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Memory_Categoryを設定する。
デフォルト値(Y)を使用するため,値を入力しないでEnterキーを押します。
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Disk_Categoryを設定する。
デフォルト値(Y)を使用するため,値を入力しないでEnterキーを押します。
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Network_Categoryを設定する。
デフォルト値(Y)を使用するため,値を入力しないでEnterキーを押します。
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HostUserIDを設定する。
接続に使用するPFM - RMホストのユーザー名「vmuser」を入力して,Enterキーを押します。
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HostPasswordを設定する。
HostUserIDに設定したユーザーIDのパスワード「vmpass」を入力して,Enterキーを押します。確認のために再入力を要求されるので,再度「vmpass」を入力して,Enterキーを押します。
- 注意
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入力中の文字列は,画面に表示されません。
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HostDomainを設定する。
PFM - RMホストが所属するドメイン名「vmdomain」を入力して,Enterキーを押します。
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SSH_Clientを設定する。
Hyper-Vでは使用しないため,値を入力しないでEnterキーを押します。
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Log_Sizeを設定する。
デフォルト値(16メガバイト)を使用するため,値を入力しないでEnterキーを押します。
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UseVcpuMaxを設定する。
デフォルト値(N)を使用するため,値を入力しないでEnterキーを押します。
(3) 監視対象の設定例
監視対象の設定時のコマンド実行例を次に示します。
C:\Program Files\Hitachi\jp1pc\tools>jpcconf target setup -key RMVM -inst hyperv1 -target vm-host …1 Target Host [] :vm-host <Enter> …2 VM_Host [] :<Enter> …3 Security [1] :<Enter> …4 Port [0] :<Enter> …5 UserID :user01<Enter> …6 Password [] :pass01<Enter> …7 Re-enter :pass01<Enter> Domain [] :domain01<Enter> …8 Private_Key_File [] :<Enter> …9 KAVE05361-I 監視対象を追加しています (servicekey=RMVM, inst=hyperv1, target=vm-host) KAVE05362-I 監視対象が追加されました (servicekey=RMVM, inst=hyperv1, target=vm-host)
- (凡例)
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<Enter>:Enterキーを押すことを示します。
…1〜9:設定手順の中で,対応する手順番号を示します。
監視対象の設定手順を次に示します。
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jpcconf target setupコマンドを実行する。
ここでは,監視対象の名前として物理サーバのホスト名である「vm-host」を指定しています。
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Target Hostを設定する。
物理サーバのホスト名である「vm-host」を入力し,Enterキーを押します。
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VM_Hostを設定する。
Target Hostの設定値を使用するため,値を入力しないでEnterキーを押します。
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Securityを設定する。
Hyper-Vでは使用しないため,値を入力しないでEnterキーを押します。
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Portを設定する。
Hyper-Vでは使用しないため,値を入力しないでEnterキーを押します。
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UserIDを設定する。
接続に利用するユーザー名「user01」を入力し,Enterキーを押します。
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Passwordを設定する。
接続に利用するパスワード「pass01」を入力し,Enterキーを押します。確認のために再入力を要求されるので,再度「pass01」を入力して,Enterキーを押します。
- 注意
-
入力中の文字列は,画面に表示されません。
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Domainを設定する。
接続に利用するドメイン名「domain01」を入力し,Enterキーを押します。
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Private_Key_Fileを設定する。
Hyper-Vでは使用しないため,値を入力しないでEnterキーを押します。