jpcconf agttree export
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形式
形式1
jpcconf agttree export -owner ユーザー名 [-lhost 論理ホスト名] [-noquery] -f エクスポート先のファイル名
形式2
jpcconf agttree export -template [-noquery] -f エクスポート先のファイル名
機能
jpcconf agttree exportコマンドは,エージェント階層の定義情報を指定されたファイルにエクスポートするコマンドです。また,現在の定義情報ではなく,テンプレートファイルをエクスポートすることもできます。
エクスポートしたエージェント階層定義ファイルは,jpcconf agttree importコマンドの入力ファイルとして指定できます。
コマンドを実行できるホスト
PFM - Managerホスト
実行権限
- Windowsの場合
-
Administrators権限を持つユーザー
- UNIXの場合
-
rootユーザー権限を持つユーザー
格納先ディレクトリ
- Windowsの場合
-
インストール先フォルダ\tools\
- UNIXの場合
-
/opt/jp1pc/tools/
引数
-owner ユーザー名
ユーザー名に指定したユーザーのエージェント階層の定義情報をエクスポートします。
ユーザー名には,1〜16バイトの半角英数字,半角空白文字,または次に示す記号を指定できます。ただし,英文字の大文字と小文字は区別されません。
! " # $ % & ' ( ) * + , - . / : ; < = > ? @ [ \ ] ^ _ ` { | } ~
入力値はOSおよびシェルのコマンドラインの仕様に従って解釈されます。必要に応じて,エスケープおよびエンコードを実施した上で指定してください。
-template
エージェント階層定義ファイルのテンプレートファイルを出力します。
-lhost 論理ホスト名
このコマンドを実行するホストの論理ホスト名を指定します。1〜32バイトの半角英数字で指定します。指定を省略した場合,物理ホストが仮定されます。
-noquery
このオプションを指定すると,コマンドの実行を中断する問い合わせメッセージが出力されなくなり,ユーザーの応答が不要になります。非対話形式で実行したい場合に指定します。
-fオプションで指定したエージェント階層定義ファイルがすでにある場合,上書きされます。
なお,指定したファイルと同名のファイルがある場合は,KAVE05399-Iメッセージが出力され,ファイルが更新されます。
-f エクスポート先のファイル名
エクスポートするエージェント階層定義ファイルのファイル名を指定します。絶対ファイルパス名,相対ファイルパス名,ファイル名が指定できます。絶対ファイルパス名以外の場合,カレントディレクトリを基点とします。
エージェント階層定義ファイルの形式
コマンド「jpcconf agttree import」の「エージェント階層定義ファイルの形式」の記載個所を参照してください。
注意事項
-
View Serverサービスが停止している場合,このコマンドは実行できません。
-
コマンドを実行したシェルのLANG環境変数と出力するエージェント階層定義ファイルの文字コードが異なる場合があります。この場合,エクスポートしたエージェント階層定義ファイルを編集してインポートする際に,定義ファイルの文字コードとencodingの値が一致していることを確認してください。
定義ファイルの文字コードとencodingの値が一致していないエージェント階層定義ファイルをインポートすると,エージェント階層のフォルダ名が文字化けすることがあります。この場合,定義ファイルの文字コードとencodingの値が一致するようにエージェント階層定義ファイルを修正し,再度インポートしてください。
-
エージェント階層定義ファイルの文字コードおよびエージェント階層定義ファイル内のXML宣言部のencodingの値は,コマンドを実行したシェルのLANG環境変数の値に合わせて決定されます。エクスポートするエージェント階層の内容にASCIIコード以外の文字が含まれる場合,このコマンドを実行する前にシェルのLANG環境変数の値を確認してください。
LANG環境変数の値と,文字コードおよびencodingの値の対応をOSごとの表に示します。
なお,表に示されていない値がLANG環境変数に指定されている場合,XML宣言中のencodingの値および出力される文字コードはUTF-8になります。また,LANG環境変数が「C」の場合,エクスポートするエージェント階層の内容にASCIIコード以外の文字が含まれるときは,文字コードはUTF-8になります。
表2‒12 LANG環境変数の値と文字コードおよびencodingの値の対応(Windowsの場合) 言語
LANG環境変数の値
文字コード
XML宣言中のencodingの値
日本語
−
UTF-8
UTF-8
英語
−
中国語(簡体字)
−
- (凡例)
-
−:該当しない
表2‒13 LANG環境変数の値と文字コードおよびencodingの値の対応(AIXの場合) 言語
LANG環境変数の値
文字コード
XML宣言中のencodingの値
日本語
-
ja_JP
-
ja_JP.IBM-eucJP
EUC
EUC-JP
-
Ja_JP
-
Ja_JP.IBM-932
Shift_JIS(SJIS)
Shift_JIS
-
JA_JP.UTF-8
UTF-8
UTF-8
英語
-
C
ASCII
UTF-8
中国語(簡体字)
-
ZH_CN
-
Zh_CN
-
Zh_CN.GB18030
-
ZH_CN.UTF-8
UTF-8
UTF-8
表2‒14 LANG環境変数の値と文字コードおよびencodingの値の対応(Linuxの場合) 言語
LANG環境変数の値
文字コード
XML宣言中のencodingの値
日本語
-
ja_JP.SJIS※
-
ja_JP.sjis※
Shift_JIS(SJIS)
Shift_JIS
-
ja_JP.UTF-8
-
ja_JP.utf8
UTF-8
UTF-8
英語
-
C
ASCII
UTF-8
中国語(簡体字)
-
zh_CN.gb18030
-
zh_CN.UTF-8
-
zh.CN.utf8
UTF-8
UTF-8
注※ SUSE Linuxだけ使用できます。
戻り値
0 |
正常終了した。 |
1 |
引数の指定に誤りがある。 |
2 |
コマンドの実行権限がない。 |
5 |
PFM - Baseホスト上でPFM - Managerホストだけで実行できるコマンドを実行しようとした。 |
6 |
指定されたユーザーがいない。 |
11 |
ユーザーによって処理が中止された(問い合わせに対して「N」を返した場合)。 |
100 |
Performance Managementの環境が不正である。 |
101 |
コマンドの実行に必要なサービスが起動していない。 |
102 |
指定された論理ホスト名がセットアップされていない。 |
200 |
メモリーが不足している。 |
210 |
ディスク容量が不足している。 |
211 |
ファイルまたはディレクトリにアクセスできない。 |
255 |
予期しないエラーが発生した。 |
使用例
ユーザー「pfm-user」のエージェント階層定義情報を出力する例を次に示します。
# jpcconf agttree export -owner pfm-user -f agttree_def.xml