13.2.7 JP1/SLMと連携するための監視項目について
JP1/SLMから監視する項目は,2種類用意されています。
それぞれの特長を次に示します。
- 〈この項の構成〉
(1) デフォルト監視項目について
JP1/SLMから監視する項目は,通常のセットアップではPFM - AgentおよびPFM - RMで設定されているデフォルト監視項目を利用します。
デフォルト監視項目とは,PFM - AgentおよびPFM - RMごとにデフォルトで定義されている監視項目です。
PFM - AgentおよびPFM - RMの種別,データモデルごとにそれぞれ代表的な監視項目が定義されています。監視テンプレートを利用するように,一般的な設定ですぐに監視を開始したい場合に使用してください。
デフォルト監視項目の定義は,ユーザーは変更できません。
PFM - AgentまたはPFM - RMのデフォルト監視項目については,各PFM - AgentまたはPFM - RMのマニュアルを参照してください。
セットアップしたあとに,PFM - ManagerにPFM - AgentおよびPFM - RMを監視対象として追加する場合は,追加する監視エージェントのデフォルト監視項目を反映させる必要があります。
詳細は「13.4.3 JP1/SLMと連携したあとに構成変更した場合について」を参照してください。
(2) カスタム監視項目について
カスタム監視項目とは,デフォルト監視項目にない値をJP1/SLMで分析したい場合に,ユーザーが任意のレコード・フィールドを指定して定義する監視項目です。
PFM - AgentおよびPFM - RMの種別,データモデルごとに54件まで定義できます。
Performance ManagementおよびJP1/SLMの個別の要件に対応するために,監視するフィールドをカスタマイズしたい場合に使用してください。
カスタム監視項目は,PFM - Managerの定義ファイルで定義します。このファイルをカスタム監視項目定義ファイルと呼びます。
カスタム監視項目定義ファイル(monitoringitems.cfg)の詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の定義ファイルについて説明している章を参照してください。