13.1.1 Performance ManagementとJP1/SLMの連携で実現できること
- 〈この項の構成〉
(1) Performance Managementが監視するパフォーマンスデータをJP1/SLMの監視に利用できます
Performance Managementが監視するパフォーマンスデータをJP1/SLMの予兆検知に利用すると,サービスとサーバおよびミドルウェアを関連づけて監視できます。さらに,予兆検知によって発生した警告の原因究明も進めやすくなります。
また,JP1/SLMのしきい値監視に利用すると,サービスおよびサーバやミドルウェアのトラブルの発生を検知できます。トラブルの発生を検知した際の障害調査や障害予防計画の策定にも利用できます。
(2) JP1/SLMからPFM - Web Consoleが起動できます
JP1/SLMとの連携でサービス性能の異常の予兆やトラブルを検知した場合,原因究明のためにそれまで収集したパフォーマンスデータを,JP1/SLM上の問題調査画面で確認できます。
さらに,JP1/SLMが収集したサービス性能やパフォーマンスデータ以外のPerformance Managementの情報を表示できるように,JP1/SLMの[問題調査]画面からPFM - Web Consoleを起動できます。
- メモ
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[問題調査]画面とは
JP1/SLMは,設定した監視項目について予兆検知を警告としてまたトラブルの発生をエラーとして表示します。[問題調査]画面では,警告やエラーが発生した場合に問題の原因となる事象が発生した時期を確認するときに使用します。過去のサービス性能をさかのぼって確認できます。