12.3.3　JP1/IMと連携するためのセットアップ（統合コンソール上のイベントからレポートを表示するための設定）

JP1/IMの統合コンソールに表示されているJP1イベントから，事象発生元ホストのレポートを表示したい場合は，次のとおり設定してください。

JP1イベントから事象発生元ホストのレポートを表示するために必要なバージョンについては，「12.3.1　JP1/IMと連携するためのインストールの前提条件」を参照してください。

1. 性能レポート表示定義ファイル（performance.conf）をPFM - Web Consoleのインストール先ディレクトリからコピーし，JP1/IM - Managerの所定の位置に格納する。

   • コピー元の格納場所は次のとおりです。

   Windowsの場合

   PFM - Web Consoleのインストール先ディレクトリ\sample\imconf

   UNIXの場合

   /opt/jp1pcwebcon/sample/imconf

   • コピー先の格納場所は，次のとおりです。

   Windowsの場合

   物理ホスト：Consoleパス\conf\console\performance\

   論理ホスト：環境フォルダ\jp1cons\conf\console\performance

   UNIXの場合

   物理ホスト：/etc/opt/jp1cons/conf/console/performance/

   論理ホスト：環境ディレクトリ/jp1cons/conf/console/performance

2. 手順1で格納した性能レポート表示定義ファイルを開き，2行目に接続先PFM - Web Consoleのログイン用URLを指定する。

   • 例えば，通信プロトコルが「http」，接続先PFM - Web Consoleのホスト名が「PFM-WebCon」，接続先PFM - Web Consoleのポート番号が「20358」の場合は，次のように指定してください。

     #the definition file for displaying performance reports

     http://PFM-WebCon:20358/PFMWebConsole/login.do

   • ファイル編集時の文字コードは，JP1/IM - Managerが動作する言語コードで保存してください。Windowsの場合はシフトJISコード（MS932），UNIXの場合はJP1/IM - Managerが動作するホストの/etc/opt/jp1base/conf/jp1bs_env.confのLANG環境変数に指定した文字コードです。

3. 手順2で性能レポート表示定義ファイルに設定したPFM - Web Consoleとは別のPFM - Web Consoleでも事象発生元ホストを監視している場合は，性能レポート表示定義ファイルに設定したPFM - Web Consoleホストの初期設定ファイル（config.xml）を編集する。

   編集項目

   <vsa><search-WebConsole>タグのhost，port，およびhttps

   編集方法

   性能レポート表示定義ファイルに設定したPFM - Web Console以外のPFM - Web Consoleのホスト名，ポート番号，および暗号化通信の設定を定義する。複数のPFM - Web Consoleを定義する場合は，PFM - Web Consoleの数の分だけ<search-WebConsole>タグを定義する。

   定義例

   <vsa>
           <search-WebConsole>
               <param name="host" value="PFMWebCon2"/>
               <param name="port" value="20358"/>
               <param name="https" value="ON"/>
           </search-WebConsole>
           <search-WebConsole>
               <param name="host" value="PFMWebCon3"/>
               <param name="port" value="20358"/>
               <param name="https" value="OFF"/>
           </search-WebConsole>
   </vsa>

4. JP1/IMでJP1イベントの事象発生元ホストと発行元イベントサーバをマッピングする。

   事象発生元ホストが発行元イベントサーバと異なる場合で，かつJP1/AJS3以外の製品が発行したJP1イベントのときは，この設定が必要です。詳細については，マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager 構築ガイド」を参照してください。

5. JP1/IM - Managerで，サービスを再起動またはjco_spmd_reloadコマンドを実行する。

   JP1/IM - Viewにログインしている場合は，JP1/IM - Viewを終了してからログインし直してください。

6. PFM - Web Consoleのサービスを再起動する。

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