9.2.4 ファイルコピーでの定義情報のバックアップとリストア(PFM - Web Console以外の場合)
- 〈この項の構成〉
(1) 定義情報をバックアップする
定義情報をバックアップする場合は,次に示す前提条件を確認した上で行ってください。
- 前提条件
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Performance Managementのすべてのサービスが停止していること。
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- 注意
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バックアップを取得する際は,取得した環境の製品バージョン番号を管理するようにしてください。製品バージョン番号の詳細については,リリースノートを参照してください。
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ファイルのパス長には上限があり,OSによって異なります。バックアップ先ディレクトリのフルパスのパス長が上限を超過した場合,バックアップが正しく行われません。バックアップを取得した後,正しくコピーできていることを確認してください。
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定義情報をバックアップする手順を次に示します。
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バックアップを実行するホストにログインする。
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ホスト内のすべてのPerformance Managementのプログラムおよびサービスが停止していることを確認する。
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定義情報ファイルを任意のバックアップ先にコピーする。バックアップが必要な定義情報ファイルについては,「9.2.6 ファイルコピーでのバックアップ対象ファイル一覧(Windowsの場合)」または「9.2.7 ファイルコピーでのバックアップ対象ファイル一覧(UNIXの場合)」を参照のこと。
(2) 定義情報をリストアする
定義情報をリストアする場合は,次に示す前提条件を確認した上で行ってください。
- 前提条件
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リストアするホストのPerformance Managementのサービスが停止していること。
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PFM - Managerが管理しているシステム構成がバックアップしたときと同じであること。※
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それぞれのホストで,バックアップしたホスト名とリストアするホスト名が一致していること。
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バックアップ環境のPFM製品構成情報(PFM製品形名とそのバージョンおよびPFM - AgentやPFM - RMのインスタンス名およびインスタンス数)がリストア対象のPFM製品構成情報と一致していること。
注※
PFM - Managerが管理しているPFM - AgentおよびPFM - RMの次の内容が同じであることを意味します。
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ネットワーク構成(ホスト名,IPアドレス)
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インスタンス名,監視対象名
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製品バージョン
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- 注意
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Performance Managementの設定情報をリストアする場合,バックアップを取得した環境とリストアする環境の製品バージョン番号が完全に一致している必要があります。製品バージョン番号の詳細については,リリースノートを参照してください。
- リストア対象がPFM - Baseホストの場合
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リストアを実行するホストにログインする。
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物理ホストおよび論理ホスト上のすべてのPerformance Managementのプログラムおよびサービスが停止していることを確認する。
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バックアップした定義情報ファイルで,ホスト上の定義情報ファイルを上書きする。
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Performance Managementのサービスを起動する。
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- リストア対象がPFM - Managerホストの場合
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リストアを実行するホストにログインする。
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物理ホストおよび論理ホスト上のすべてのPerformance Managementのプログラムおよびサービスが停止していることを確認する。
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バックアップした定義情報ファイルで,ホスト上の定義情報ファイルを上書きする。
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PFM - Managerを起動する。
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jpctool config syncコマンドを実行する。
jpctool config syncコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。
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